0からのシンセサイザーのくりっぱーこと
Kurippertronixxx@Kurippersynthです。
ARTURIA MS-20 Vの動画連動ブログです。
その2 ~パッチングしよう!編〜|初心者でもわかる 操作方法 解説
ARTURIA KORG MS-20 Vは単品購入の他V-COLLECTION 9にもバンドルされています。
今回はARTURIA MS-20 Vの
パッチングの基本的な操作について。
パッチングの前に前回やり忘れたので(^^;
右下の「KORG SYNTHESIZER」をクリックすると
【Voice Dispersion】機能を使うことが可能です。
ARTURIA KORG MS-20 Vも最近のARTURIAさんのエミュレートで定番の
【Voice Dispersion】機能を使うことが可能です。
【Voice Dispersion】はボイスごとに各パラメーターを「分散」させる機能です。
和音の演奏に使うと独特の揺らぎやアナログの不安定感を得ることが可能です。
KORG MS-20といえばシンセサイザーとして十分に機能しますがやはり魅力はパッチングですよね。
基本的なシンセサイズの機能は前回の通り左側のつまみのセクションで完結しますのでパッチングではさらに拡張するといったイメージです。
KORG MS-20 VはソフトウェアということでひとつのOUTから複数のインプットにパッチングすることが可能です。
・ TOTAL
両方のVCOと両方のVCFに、同時に影響を及ぼします。
MG/T.EXT "と表示されたノブで、それぞれに適用されるモジュレーションの量をコントロールすることができます。
・ PWM IN
OSC1のパルス幅をコントロールします。MG/EXTノブ(PW/EXTセクション内)は、OSC1のパルス幅を制御します。
・ FREQ
両方のVCOの周波数をコントロールします。
・ EXTERNAL IN
外部オーディオ信号入力です(通常、DAW 内で利用可能)
・CUTOFF FREQ
HPF / LPF各フィルターをモジュレーションします。
・EG2 SIDECHAIN
EG2 のレベルを別の CV でモジュレーションすることができます。
【MODULATION GENELATOR】
〔FREQ〕
〔OUT〕(ノコギリ波~三角波~ランプ)
〔OUT〕(パルス波)
【ENVELOPE GENELATOR 1 / 2】
・OUT(標準出力)
・REV OUT(反転出力)
ARTURIA KORG MS-20 Vの【NOISE GENERATOR】は
〔PINK〕〔WHITE〕の2つのノイズの信号をパッチングすることが可能です。
【NOISE GENERATOR】〔PINK〕〔WHITE〕のいずれかを〔TRIG IN〕にパッチングするとノートオンしなくてもそのまま発音します。
【NOISE GENERATOR】〔PINK〕〔WHITE〕のいずれかを〔TOTAL〕につないで
各〔MG〕の値を上げます。
ピッチやフィルターがノイジーに変調します。
【NOISE GENERATOR】をサンプル&ホールドにパッチングしてランダム変調します。
「サンプル&ホールド」とは入力信号をサンプリング(オーディオではない)して変調する機能です。
【NOISE GENERATOR】〔PINK〕〔WHITE〕▷【SAMPLE & HOLD】〔IN〕
【MODULATION GENERATOR】〔OUT〕▷【SAMPLE & HOLD】〔CLOCK〕
【SAMPLE & HOLD】〔OUT〕▷〔TOTAL〕
にパッチングして各【MG】の値を上げます。
ピッチとフィルターのランダム変調ができました。
ARTURIA KORG MS-20 VはソフトウェアなのでひとつのOUTから複数のパッチングが可能です。(最大15可能だそうです!)
※逆に信号をまとめたりといったことはできません。
〔KBD CV〕〔VEL CV〕〔AFTER CV〕〔TRIG OUT〕〔モジュレーションホイール〕〔モーメンタリースイッチ〕等を出力して各パラメーターを変化させることも可能です。
モジュレーションホイールはデフォルトだとビブラート効果がかかりますが、パッチングによって各パラメーターをコントロールすることが可能です。
ピッチだったら〔FREQ〕にパッチングして【PITCH MODULATION】〔MG〕の値を上げます。
同様に〔CUTOFF〕にパッチングして【CUTOFF MODULATION】〔MG〕の値を上げるとカットオフのコントロールが可能です。
モーメンタリースイッチはパッチングして押すことによって機能のオンオフって感じですかね。
【ENVELOPE GENERATOR 1 / 2】は
〔OUT〕(正転)
〔REV OUT〕(反転)
それぞれ2つの〔OUT〕があります。
パッチングしない状態でのEGは正転ですが、〔REV OUT〕をパッチングして〔MG〕の値を上げると逆のカーヴがかかります。
ESP(External Signal Processor)は外部オーディオ信号を取り込んでフィルターをかけたり、ピッチを検出してMS-20を鳴らす機能です。
基本的にはESP のインプット〔SIGNAL IN〕に接続して
〔SIGNAL LEVEL〕のつまみである入力レベルをコントロールします。
次にバンドパスフィルターを通してLow Cut Freq とHigh Cut Freq の各ノブで不要な低域や高域をカットします。
〔F-V CV OUT〕は「Frequency-to-Voltage (F-V) Converter」で入力信号の周波数を解析して楽器の音程に追従するCV を作り出します。
今回のARTURIA KORG MS-20 Vではやってませんが(^^;
KORG MS-20 miniやKORG Collection MS-20では外部信号(ギター)を入力してピッチを検出してMS-20のサウンドを鳴らしたりしました。
その2 ~パッチングしよう!編〜|初心者でもわかる 操作方法 解説
今回あまり触れませんでしたが(^^;
ESP(External Signal Processor)のような機能はMS-20の個性というか、こういう独自の機能がMS-20の長年の人気のひとつなのかも知れませんね。
ARTURIA MS-20 V くりっぱーチャンネル再生リスト
見にきていただけるとうれしいです^^