0からのシンセサイザーのくりっぱーこと
Kurippertronixxx@Kurippersynthです。
“新世代ウェーブテーブル・シンセサイザー”
KORG modwave
のくりっぱーチャンネル連動ブログです♪
その7 〜モーションシーケンシング 2.0編①~|初心者でもわかる 解説
今回はKORG modwaveの
【モーションシーケンシング 2.0】についての解説です。
「モーションシーケンシング 2.0」はwavestateの「ウェーヴシーケンシング」とともにこのシリーズの真骨頂ともいえる機能で
・タイミング
・ピッチ
・シェイプ
・SEQA~D
を個別にシーケンスして鳴らすことが可能です。
wavestateの「ウェーヴシーケンシング」と基本的な概念は同じですが
modwaveは【REC】ボタンがあり「モーションシーケンシング 2.0」では音階やつまみの動きを記録してシーケンスとして使用します。
さらにここからがすごくて
各レーンのステップ数を変えたり、別々のステップ数でループさせたり、ランダムにしたりとフレキシブルなシーケンスを鳴らすことが可能です。
各ステップはProbability(確率)を設定することも可能です。
ポリリズムやランダマイズといったことがわりと直感的にできます。
【SHIFT】+【MASTER】を押してマスターレーンの設定をします。
マスターレーンは各シーケンスをバラバラにしてもマスターを基準に繰り返します。
【SHIFT】+【TEMOP】を押すとテンポのオンオフを設定できます。
たとえば〔Duration〕を全音符に設定すれば一小節ごとにシーケンスが最初に戻ります。
マスターレーンを設定することによってランダマイズの中にも規則性をもたせることが可能です。
【REC】ボタンを押すとどのレーンを記録するのか?と表示されるので
【PITCH】を押します。
キーボードを鳴らしながら【ENTER】を押して
音階を入力していきます。
入力がおわったら【SHIFT】+【PITCH】を押して
ピッチレーンのモードにします。
モーションシーケンシング2.0は入力されたピッチにそった和音演奏も可能です。
【Pitch Lane】〔Mode〕
通常再生、逆再生、前後再生、ランダム再生のシーケンスの再生方法を選択します。
〔Preset〕
各レーンのプリセットを選択します。
〔Loop (Loop Start), to (Loop End)〕
この2 つのパラメーターは、レーンのスタート、終了、ループのステップを設定します。発音中にリアルタイムで変更することもできますし、LFOやエンベロープなどでモジュレーションをかけることもできます。
〔Mode〕
レーンの再生方向を、正方向のループ、逆方向のループ、正逆交互に繰り返すループ、ランダムの4タイプから選択します。ランダムは、RANDOM ORDERボタン(SHIFTボタン-ボタン8)を押して選択することもできます。
〔Repeats〕
レーンがループする回数を設定します。初期設定はInfで、ノートが続いている間は何回でもループします。
〔NoteAdv (NOTE ADVANCE: SHIFTボタン-ボタン7)〕
このパラメーターをOn にすると、ノートを演奏するたびにスタート・ステップが1 つずつ進み、アルペジエーターのように使うことができます。
〔Use Shape〕
このパラメーターをOn にすると、0 以外の値に設定されたピッチは、Shape レーンの設定に従ってスケーリングされます。なお、シェイプは下記のTransition パラメーターの設定によって変化しますので、シェイプだけの効果を出したいときはTransitionをOffにします。
〔Transitn (Transition)〕
このパラメーターで、ステップの切り替わり時にピッチが急激に変化するか、徐々に変化するかを設定します。
Off:ピッチはステップごとに階段状に変化します。これが初期設定です。
Lin:ピッチはステップ間で直線的に徐々に変化します。
Exp:ピッチはステップ間で徐々に変化しますが、徐々に変化する最後の方で次のピッチに近づきます(エクスポネンシャル)。
Log:ピッチはステップ間で徐々に変化しますが、徐々に変化する最初の段階で次のピッチに近づきます(ログカーブ)。
Indv (Individual):ピッチの遷移がステップごとにコントロールされます。これにより、往年のベース・マシンのように、急激な変化と徐々に変化するピッチを組み合わせたフレーズを作ることができます。
〔Fit to Scale〕
Pitch レーンからの出力を、設定したスケールとキーに合わせることができます。
適当に打ち込んでも音楽的な響きで演奏することが可能です。
【SHIFT】+【TIMMING】でタイミングレーンのモードになります。
タイミングレーンでは〔Duration〕で各ステップの音符(時間)を設定します。
〔Rest〕で休符の入力も可能です。
基本的にモーションシーケンシング2.0はwavestateのウェーヴシーケンシング 2.0と同様に【SHIFT】+【PAGE】ボタンを押して
・レーン全体の設定
・各ステップの設定
・ステップのコピーやペーストなどの編集
でエディットしていきます。
タイミングレーンで各ステップ別々の音符を設定してランダムにすると不規則な演奏になって楽しいです♪
【SHIFT】+【SHAPE】でシェイプレーンのモードになります。
シェイプレーンはステップごとにエンベロープのようなカーヴを設定します。
〔Use Shape〕をOnにするとシェイプレーンで設定したカーヴにそって各レーンのパラメーターが変化します。
【SHIFT】+【SEQ A~D】でmodwaveのつまみの動きをシーケンスとして記録します。
やり方はピッチのレーンを同じで
【REC】を押してレーンを選択して【ENTER】を押してキーボードを押しながらつまみをまわします。
その7 〜モーションシーケンシング 2.0編①~|初心者でもわかる 解説
KORG modwaveの目玉機能でもある「モーションシーケンス 2.0」ですが
かなり複雑なシーケンスを作成可能です。
モジュラーシンセサイザー以外でこういったランダマイズ性の高いシーケンスってないと思うので使い手のセンスがかなり問われそうですね!^^
次回は今回の続きとさらにに詳細な解説したいと思います。