0からのシンセサイザーのくりっぱーこと
Kurippertronixxx@Kurippersynthです。
VENGEANCE SOUND VPS AVENGER 2の動画連動ブログです。
その8 ~MOD MATRIX編〜|初心者でもわかる 操作方法 解説
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今回プラグインセールでおなじみの@Plugin Boutiqueさんより提供していただいて動作制作させていただいています。
今回はVENGEANCE SOUND VPS AVENGER 2の【MOD MATRIX】についての解説です。
AVENGER 2は自由度の高いモジュレーションマトリクスを搭載しているので多彩で複雑な変調もかんたんに生み出すことが可能です。
シンセサイザーの音作りにおいて重要な変調(モジュレーション)ですが
モジュレーションは
・Source(変調元のパラメーター:ベロシティ、エンベロープ、LFOなど)
・Destination(変調されるパラメーター:ピッチ、フィルター、オシレーターの各パラメーターなど)を指定して
Amountで変調する量をコントロールします。
モジュラーシンセサイザーでいうパッチングをマトリクス状に配置したものを「モジュレーションマトリクス」と呼びます。
設定方法も各機能の〇をドラッグして各パラメーターにカーソルを持っていって[MOD MATRIX]で変調の深さをコントロールするだけなのでモジュラーシンセ感覚でかんたんに設定できます。
いわゆるMIDIキーボードや外部機器によるコントロールは下部の
[PITCH][MOD][VELOCITY][KEYTRACK][AFTERTOUCH]
[BREATH CTRL][EXPR PEDAL][SUS PEDAL][RANDOM]
からわりあてします。
【ARP】【STEP SEQ】【PITCH】【MOD ENV】
Wavetables / Granular / Spectralオシレーター独自のエンベロープも変調のSourceとして使用可能です。
【AMP】【FILTER】のエンベロープも変調のSourceとして使用可能です。
複数のパラメーターを同時にコントロールしたりオートメーションの書き出し時に使用する【MACRO】も【MOD MATRIX】で設定します。
[VELOCITY]を【OSC】[FM]にドラッグして
【MOD MATRIX】で[Amount]の値を上げます。
ベロシティ(強弱)によってFMが変調されます。
変調の設定をクリアしたい場合は【MOD MATRIX】で任意のパラメーターを右クリックして「---」を選択します。
【LFO】とは「Low Frequency Oscillator」の略で低周波のオシレーターで各パラメーターを変調する機能です。
エンベロープが一度のカーヴで時間的変化をあたえる(最近のはループできたりしますが)のに対してLFOは周期的(ループ)な変化をあたえる機能です。
かんたんにいえば
・ピッチを変調すればビブラート
・フィルターを変調すればオートワウ
・音量を変調すればトレモロ
みたいなイメージです。
[WAVEFORM]
表示をクリックして波形を選択します。
最後の3つの波形は自由に編集できます。
[C(CUSTOM)-LFO 1~3]
カスタムLFOとして3つまで波形を描画することができます。
これらのカスタムLFOはV-SawのビブラートLFOやFM / AMモードのモジュレーションとしても使用できます。
【MOD MATRIX】[SHAPE]
モジュレーションのかかるカーヴを設定できます。
【MOD MATRIX】[LAG]
モジュレーションの変化をなめらかにします。
[ONE SHOT]
ワンショット モードが有効にすると波形は 1 回だけ再生されます。
パーカッシブなサウンドやその他の単一イベントに役立ちます。
[PHASE]
波形の位相位置が移動します。
LFO の開始点を波形内でさらに後方または前方に移動できます。
[OFFSET]
波形の位置を移動できます。
[DELAY]
LFOの開始の遅延の時間を設定します。
[FADE IN]
LFOのフェードインの時間を設定します。
[RATE]
[SYNCED]
音符、三連、付点の同期を設定します。
有効にしないと周波数でコントロールします。
[SYNCED MOD]
有効にすると「Rateノブによるレートの変更は常にビートに同期します。
[TRIGGER]
AVENGER 2のLFOにはさまざまなトリガーモードがあります
・GLOBAL FREE
このモードでは、LFO はモノフォンです。 つまりノートが再生されていないときでも、バックグラウンドで永続的に実行される LFO は 1 つだけです。 したがって、LFO には新しく演奏されたノートへのリンクがありません。
・FIRST MIDI NOTE
最初のノートで LFO が開始されます。 それ以降のノートはすべて、現在の LFO 位置で互いに加算されます。 常に 1 つの LFO だけがアクティブになるため、このモードはモノフォン (グローバル) です。
・LAST MIDI NOTE
新しいノートごとに LFO が開始されます。 たとえば、キーを演奏すると LFO が開始されます。 このノートを押したまま他のキーを押すと、押された各キーで LFO が再開されます。 1 つの LFO だけが再生され、新たに入力されるノートによってのみ再トリガーされるため、このモードはモノフォン (グローバル) です。
再生または送信された MIDI ノートは、このモードでは何の役割も果たしません。 アベンジャーズのアルペジエーター自体によって演奏される内部ノートのみが LFO をトリガーします。 このモードは、常に 1 つの LFO だけが再生されるため、モノフォンでもあります。 単に再トリガーされているだけです。
・DRUM SQ
このモードはアルペジエーター モードと同じですが、1 つの違いは、アベンジャーズの内部ドラム シーケンサーが LFO をトリガーすることです。
・OSC / ALL OSCS
これは標準モードです。 このモードでは、LFO はポリフォン (ボイスごと) です。 つまり、再生されるすべてのノートには独自の LFO のコピーがあり、相互に完全に独立して実行されます。 例: LFO はノコギリ波 OSC のピッチ変化を制御します。 演奏されたすべての音は、これと同じ変化を経ます。 すぐに続けて演奏されたノートは相互に影響を与えません。 最初に演奏されたノートは再トリガーされず、その後に来るノートとは完全に独立してコースを実行します。
・OSC / OSC 1 - 8
オシレーターは LFO を再スタートすることもできます。 ただし、このモードはモノフォン (グローバル) です。 例: osc が鳴るたびに LFO が再トリガーされ、mod マトリックスを通じて osc 1 にリンクされる可能性があります。
・DRUM
このサブメニューでは、12 個のドラムスロットのいずれかをトリガーとして選択できます。 例えばバスドラム。 これは、バスドラムが鳴るたびに LFO が開始されることを意味します。 このよく知られた例としては、OSC 1 のボリューム フェードイン (サイドチェーン エフェクト)、またはフィルター、ピッチ、リバーブのセンド量などの他の宛先も挙げられます。
LFO同士の変調など〇をドラッグできないパラメーターも【MOD MATRIX】[+]で選択して変調のわりあてが可能です。
【MOD MATRIX】は拡大表示することも可能です
シンセオシレーターにくわえてグラニュラーやスペクトラルなどサンプラー系のオシレーターも変調可能なので楽しいですね!^^
AVENGER 2は3つの【MACRO】コントローラーと2 つのボタンがあります。
マクロコントロールでは複数のパラメーターを同時にコントロールしたり、MIDIコントローラーにわりあてしてフィジカルコントロールすることが可能です。
DAW上でオートメーションでコントロールする場合もマクロコントローラーを使います。
[Macro controller]
ドラッグ &ドロップで任意のパラメーターをコントロール可能です。
コントロール幅は【MOD MATORIX】でおこないます。
自由に名前を付けることも可能です。
[Macro btn]
原理的にはマクロ コントローラーと同じです。
たとえば ARPパターンを切り替えたり何かをオンまたはオフにしたりするのに最適です。
[Macro button special mode](マクロ ボタンを右クリック)
一方がアクティブになると常にもう一方がオフになります。 これは、ボタン 1 と 2 が互いに加算されたり、お互いの邪魔をしたりしないようにするために、高度なモジュレーションで必要になる場合があります。
その8 ~MOD MATRIX編〜|初心者でもわかる 操作方法 解説
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