0からのシンセサイザーのくりっぱーこと
Kurippertronixxx@Kurippersynthです。
VENGEANCE SOUND VPS AVENGER 2の動画連動ブログです。
その9 ~ARP & STEP SQ編〜|初心者でもわかる 操作方法 解説
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今回プラグインセールでおなじみの@Plugin Boutiqueさんより提供していただいて動作制作させていただいています。
今回はVENGEANCE SOUND VPS AVENGER 2のアルペジエーターとステップシーケンサーについての解説です。
アルペジエーターは現代のシンセサイザーでは定番オブ定番の機能なので何度も取り上げていますが、基本的には押さえたノートをさまざまな順番で鳴らす
いわゆるアルペジオ奏法の機能ですが
AVENGER 2の【ARP】はアルペジオ奏法にくわえてフレーズ / コードジェネレーターといった感じの機能です。
AVENGER 2になってからランダマイズ機能の追加などより充実した機能が追加されました!
アルペジエーターを使うには【ROUTE】[ARP]をオンにします。
最大8つのARPモジュールはそれぞれ最大長が32ステップの最大4つのパターン(ABCD)で構成されます。
ARPエリアをクリックするだけでブロック(ノート)を設定できます。
マウスの左ボタンで下部の「0」をクリックして上下に移動すると上下に移調できます。
ブロックをクリックしマウスボタンを押したまま左右に動かすことでもブロックの長さを変更できます。 緑色のブロックは常に 1 オクターブ上に配置されその間に移調された音符、たとえば +6 や +7 は黄色で表示されます。
すべてのブロックにはベロシティ値もあります。 ブロックの背後にある灰色のバーです。
さまざまなフレーズのパターンを選んで使うことも可能です。
[On/off button]
左下にこのARPモジュールのオン/オフ ボタンが表示されます。
[MODE]
アルペジエーターの種類を選択します。
UP~RANDOMは定番のモードですがAVENGER 2では
POLYで和音のアルペジオ、CHORDで単音 / コードを選択のフレーズを生成可能です。
[MODE]パネルで「Chords」を選択するとARPパネルの表示が変わります。
各ステップは和音になります。単音の再生も可能です。
各ステップのすぐ下でメジャー、マイナーなどのルートコードを選択します。
コード選択の下で、コードを半音単位で移調できます。
コードステップを水平方向(上または下)に移動すると、コードの間隔が変更されます。
カーソルをステップの上に置いて 2 秒待つとそのコードから単一ノートを削除したり、個別に移調できるサブノートを追加したりできるポップアップが表示されます。
トグル ボタンをクリックするか、キーボードの CTRL を押したままにすると、接続オーバーレイが表示されます。 ここではノートを接続できるため、アルペジエーターはその点では何も再トリガーしませんが、目的のノートに「スライド」することでピッチを変更します。
表示されるグリッドをクリックしてノートを接続します。 ノートが接続されるとグリッドが赤に変わります。
接続グリッドはノートが互いに十分に近い場合にのみ表示されます。 ノート間のスペースが広すぎると、次のようにノートを接続できません。
[RATCHET]
各ステップ(ブロック)に8段階の連打の設定をします。
[PAT.SPEED]
ここで ARP ブロックの長さを設定できます。 これにより、この ARP モジュールの速度も設定されます。
[OCTAVES]
オクターブを選択するとARPノートが何オクターブに広がるかを設定できます。
[FIXED NOTE]
コードを検出します。
[Strum]
コードまたはポリモードがアクティブな場合コードをかき鳴らす強さをここで調整できます。
[HUMANIZE]
各ステップの開始位置がランダムに移動します。
[SHUFFLE]
シャッフルはメロディーに「グルーヴ」や「スイング」を与えます。
ドラムやステップ シーケンスなどの他のシャッフルがこれにリンクされます。
[GATE]
ゲートダイヤルを使用すると、ARP ブロックを短縮できます。 これは、arp モジュール内のすべての arp ブロックに常に影響します。 重要: ポルタメント/レガートが設定されている場合、ARP 内で接触しているノートのみが「スライド」します。
[PAT.LENGTH]
ARP モジュールが持つブロック数(アルペジオの長さ)を設定します。
[VELOCITY]
・First note:最初に押された音符がベロシティを設定します。 後続のノートのベロシティに関係なく、設定されたままになります。
・Last note:新しく押されたノートごとにベロシティが設定されます。 以前に演奏されたすべてのノートがこの新しいベロシティ値を取得します。
・Each note:各ノート: 再生されたすべてのノートには独自のベロシティ値がありそれが保持されます。
・Lowest note:現在アクティブな最低音によりベロシティ値が設定されます。
[START NOTE / END NOTE]
ARP がアクティブになる範囲/ゾーンを設定できます。 これは、たとえばベースライン ARP をキーボードの左手部分でのみ再生したい場合など、複雑なシーケンス プリセットの場合に特に重要です。 アベンジャーズ シーケンス プリセットで一般的に使用される分割は「b1」です。 この音符はキーボードの下半分を上半分から分離します。
[+1/-1 shift][∧∨]
すべての ARPノートを同時に半音 / オクターブ上下に移動できます。
[Toggle Connection Overlay]
表示を切り替えてノートを接続します。
[Pattern selector]
4 つの可能なパターンABCDを切り替えます。
右クリックで有効になります。
[▷]アイコンをオンにすると順番に再生します。
[Pattern options]
パターンはコピー/ペーストも可能です。
[PRESET]
ベース、シーケンス、コード、リズムなどさまざまなフレーズ / パターンが収録されています。
DRUM SQではシーケンスをMIDIファイルに書き出し可能でしたが
【ARP】は書き出すのではなくMIDIデータを出力してMIDIトラックに録音することが可能です。
MIDIの出力はVSTのみでAUには対応していません。(2024年1月現在)
AVENGER 2の新機能ランダマイズはサイコロマークをクリックするとランダマイズモードになります。
ボイスの【Quantize】と同様にスケールの選択 / 指定が可能です。
[ROLL]で[ALL]ですべて、もしくは各パラメーターをランダマイズします。
今回追加されたランダマイズ機能は各パラメーターのランダマイズの割合を設定してランダマイズするというイメージです。
[STRENGTH]
各パラメーターのランダマイズがかかる深さをコントロールします。
[NOTE]
C ~ Bの12音、もしくはスケールで選択したノートを出す割合を設定します。
[SILENCE]
1 ~ 4分の休符のランダマイズの割合を設定します。
[LENGTH]
25% / 50% / 75% / 1~4ステップ分のランダマイズの割合を設定します。
[OCTAVES]
-2 ~ +2のオクターブのランダマイズの割合を設定します。
[VELOCITY]
のベロシティのランダマイズの割合をエンベロープで設定します。
横が1 ~ 127のベロシティ値、縦が確率になります。
[RATCHET]
2 ~ 4の連打のランダマイズの割合を設定します。
[CONNECT]
音符の結び目(レガート)のランダマイズの割合を設定します。
【OPTIONS】
マニュアルや公式動画で詳細な説明見つけられなかったのですが(^^;
[AUTO UPDATE][SYMMETRY][AUTO DICE]のスイッチでパターン再生のたびに
[NOTE][SILENCE][LENGTH][OCTAVES]
[VELOCITY][RATCHET][CONNECT]
を設定した割合でパターンをランダマイズします。
パターンは連結ではなくABCDの選択中のパターンのみです。
新機能のランダマイズを掘り下げてたら思いつきました!笑
AVENGER 2ではひとつのプログラムにつき最大8つのオシレーターと8つのARPを使用可能です。
動画では4つのオシレーターと4つのARPを立ち上げてそれぞれ【ROUTE】でわりあてています。
4つのARPはそれぞれ[PAT.SPEED]を変えます。
【LFO】のランダム波で変調します。Amountは2くらい。
ARPのランダマイズモードに入って4つのARP同じスケールを指定します。
4つのARPの[NOTE][SILENCE][LENGTH][OCTAVES]を設定します。
[RATCHET][CONNECT]はお好みで入れる感じです。
【OPTIONS】の[AUTO UPDATE][SYMMETRY][AUTO DICE]のスイッチ
をオンにします。
鍵盤を押すと4ボイスの演奏がスケールにそってパターンごとにランダマイズされて無限にフレーズ生成されます。
いろいろなスケールとアルペジエーターのランダマイズの設定を作って保存しておけばさまざまなスケールのフレーズを無限に生成可能です。
またVSTのみですがMIDI出力してMIDIトラックに記録してAVENGER以外の音源で鳴らしたり、編集も可能です。
VELOCITYはランダマイズの方法よくわかりませんでしたがDAWのMIDI機能のランダマイズ等で対応できると思います。
【ROUTE】[STEP SEQ]をオンにすると音量をステップでコントロールするいわゆる「ゲート」的なはたらきをします。
ステレオモードにすると左右のステップゲート効果が可能です。
また変調のSourceとしても機能します。
[SPEED]
ステップの長さを設定できます。
[MODE]
モノまたはステレオを選択できます。ステレオモードでは、ステップシーケンサーは真ん中で分割されます。
[LENGTH]
ステップシーケンサーの長さを設定します。2ステップから32ステップまで設定できます。
[CONTOUR]
通常ステップは非常に角ばった硬い形をしていますが値を上げるとソフトな形状に変更することができます。
[GATE]
各ステップの長さを設定します。
[VOL.MIX]
ステップシーケンサーはクラシックなトランスゲートのように初期設定されています。ボリュームにルーティングされます。
ボリューム・モジュレーションの深さは "vol mix "ダイヤルで設定できます。あらかじめ設定されたボリュームを0にするだけです。
[STEREO WIDTH]
ステレオ・モード("mode "参照)の場合、ステレオ分離の幅を設定できます。
[DECAY]
ゲートタイムに加えディケイタイム(減衰)も設定できます。
[FADE IN]
ステップシーケンサーのモジュレーションがフェードインする時間を設定します。
[DELAY]
ステップ・シーケンサーが始まるまでの時間を設定します。
[START / END NOTE]
アルペジエーター・モジュールと同様にステップシーケンサーがアクティブになるキーゾーンを設定できます。
[SHUFFLE]
リズムにノリやグルーヴをくわえます。アルペジエーター・セクションと同じです。
その9 ~ARP & STEP SQ編〜|初心者でもわかる 操作方法 解説
今日のあべんじゃ練。
— くりっぱー@0からのシンセサイザー (@Kurippersynth) 2024年1月20日
アルペジエーターとモジュりを駆使して
🎹
👆
ワンフィンガー奏法を編み出した😎
AVENGERの音ではなくMIDI出力して外部音源鳴らしてます。#VENGEANCESOUND#AVENGER pic.twitter.com/2zNk7txmMS
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VENGEANCE SOUND VPS AVENGER 2 くりっぱーチャンネル再生リスト
見にきていただけるとうれしいです^^