0からのシンセサイザーのくりっぱーことKurippertronixxx@Kurippersynthです。
昨年発売されたイタリアのメーカーIK Multimedia社の
フィジカルモデリング・ベース音源MODOBASS
がV1.5にアップデートしたのでレビューしてみてみたいと思います。
初のフィジカルモデリング・ベース音源ということで昨年の登場以来、
すでに沢山のミュージシャンやクリエーターの方の定番として幅広く使われているようです。
僕自身も所持していた他のベース音源とは一線を架すくらいリアルでした。
プロのベーシストの方も作曲時には使うそうで、そのクオリティは素晴らしいです。
実際僕もエレキベースはほぼこれ使ってますが「ベースの音良いね」って言われることが多いです。
サンプルベースと違ってコンピューターの処理によって発音しているのでピックアップを変えたり、ベースを弾く位置など細かいニュアンスも出せます。
モデリングのベースは14種類の中から選べます。
V1.5から追加されたのはImperial BassとMetal Bassです。
奏法セッティング
主にフィンガー、ピック、スラップの切り替えが可能です。
弦のセッティング
V1.5から4~6弦まで選択可能です。弦の状態までセッティングできます。
ピックアップのセッティング
ピックアップの種類を選べたり、かなりマニアックです。
アンプセッティング
シンプルだけど定番のサウンドが出せる感じですね。
もっと拘りたければ別でアンプシュミレーターとか使う感じですかね。
定番は揃ってますね。
コントロール
全バージョンはキースイッチ鍵盤が表示されててわかりやすかったけど今回から一覧になりました。
ちょっとなれが必要かな。
キースイッチだとトランスポーズ(移調)とか面倒だから
今のところ別MIDIトラック作成してそっちでやってますが
鍵盤で切り替えるよりMIDIコントロールにした方がいいのかなとか思う今日この頃。
V1.5の新機能
・新しいモデル(Imperial Bass、Metal Bass)を2種類追加
・6弦ベースに対応(14種類のベース・モデルのすべてで6弦を選択可能)
・ドロップAチューニングに対応
■気に入っている点■
・とにかく音がリアル
・ダウン / オルタネイト・ピッキングも選択出来るのでよりリアルなベースの演奏が再現可能
・多弦ベースにも対応している
・サンプルベースではなく、モデリングなのでインストールも早いし、HDDにやさしい
■惜しい点■
・MIDIのパターンとかが入っていたら、普段やらないジャンルのベースとかよりとっつき易かった
・コントロールの画面が変わってしまってちょっとわかりにくい
・スライドが微妙
■個人的評価(★5点満点)■
サウンド ★★★★★
操作性 ★★★
視認性 ★★★★
負荷の軽さ ★★★
拡張性 特になし
お買い得度 ★★★★
■総評■
僕は基本録音でベースは弾かないのですが
実際に弾く人の方がもっと深く使えるのかなって思います。
バンド系、フュージョン系の楽曲を作っている方には特におススメ出来ます!
この音源に限ったことではないですが、やっぱり生音系をリアルに再現するにはそれなりにプログラミングする必要がありますね。
個人的には今後フレットレス・ベースとか(技術的に難しいのかな)も入れて欲しいなって思ってます。
MODO BASS - IK Multimedia | Hookup, Inc.