0からのシンセサイザーのくりっぱーことKurippertronixxx@Kurippersynthです。
フランスのシンセサイザーメーカー
Arturiaさんの初のオリジナルソフトシンセサイザー
Pigmentsの動画連動記事です。
Arturia Pigments 2メーカーHP
https://www.arturia.com/products/analog-classics/pigments/overview#jp
Pigmentsは
豊富なモジュレーションと
・ヴァーチャル・アナログ
・ウェーブテーブル
・サンプル / グラニュラー
のシンセシスを統合した
現代的でパワフルなシンセサイザーです。
今回はオシレーターとともに
シンセサイザーの音作りの核となる
【FILTER】について
【FILTER】は音の周波数をコントロールして
その音色を決定付ける
シンセサイザーの音作りの中でも重要なセクションです。
Arturia Pigmentsは2つの【FILTER】を
直列、または並列で使用することが可能です。
【FILTER】の音作りの基本は
〔Cutoff〕で周波数(明るさ)
〔Reso〕(レゾナンス)で周波数のピークをコントロールします。
またベロシティ(ノートの強弱)や
コントロールすることも可能です。
Arturia Pigmentsはオシレーターだけでも
かなり複雑な音作りが可能でしたが
【FILTER】もさまざまなタイプのものが扱えます。
〔Multimode〕
基本的なローパスやハイパス、バンドパス、ノッチなど12種類のモードがあります。
各モードとも12、24、36dB/octのスロープが選べます。
正直、通常ならこれだけあれば十分です笑
~以下マニュアルより~
〔Cutoff〕
オーディオ信号を強調したり弱めたりする周波数を設定します
〔Resonance〕
カットオフ・フリケンシー付近の帯域を強調します
〔FM Source〕
ネームフィールドをクリックするとメニューが開いてFMソースの選択ができます。"No FM"選択時はノブがグレー表示になります。
〔FM Amount〕
選択したソースによるフィルターへのフリケンシー・モジュレーション (FM) の量を調節します
〔Mode〕
ローパス、ハイパス、ノッチ、バンドパスとそれぞれ12, 24, 36dB/octの合計12モードから1つを選択します
【SEM】
伝説のシンセサイザー、
~以下マニュアルより~
〔Cutoff 〕
オーディオ信号を強調したり弱めたりする周波数を設定します
〔Resonance〕
カットオフ・フリケンシー付近の帯域を強調します
〔FM Source〕
ネームフィールドをクリックするとメニューが開いてFMソースの選択ができます。"No FM"選択時はノブがグレー表示になります
〔FM Amount〕
選択したソースによるフィルターへのフリケンシー・モジュレーション (FM) の量を調節します
〔Mode〕
バンドパスからローパス、ノッチ、ハイパスへと連続可変します
【Matrix 12】
オーバーハイムの名機「Matrix 12」の
おいしいところをシュミレーションしたフィルターだそうです。
~以下マニュアルより~
〔Cutoff〕
オーディオ信号を強調したり弱めたりする周波数を設定します
〔Resonance〕
カットオフ・フリケンシー付近の帯域を強調します
〔FM Source〕
ネームフィールドをクリックするとメニューが開いてFMソースの選択ができます。"No FM"選択時はノブがグレー表示になります
〔FM Amount〕
選択したソースによるフィルターへのフリケンシー・モジュレーション (FM) の量を調節します
〔Mode〕
Matrix 12 Vのフィルターから厳選した6種類から1つを選択できます
【Mini】
は言わずと知れたキングオブシンセサイザー、
Mini Moogのフィルターを再現したものです。
~以下マニュアルより~
〔Cutoff〕
オーディオ信号を強調したり弱めたりする周波数を設定します
〔Resonance〕
カットオフ・フリケンシー付近の帯域を強調します
〔FM Source〕
ネームフィールドをクリックするとメニューが開いてFMソースの選択ができます。"No FM"選択時はノブがグレー表示になります
〔FM Amount〕
選択したソースによるフィルターへのフリケンシー・モジュレーション (FM) の量を調節します
〔Drive〕
オーディオアウトを外部オーディオインプットに接続する音作りテクニックをシミュレートします
【Surgeon】
64dB/octという極めて急峻な特性のフィルターです
~以下マニュアルより~
〔Cutoff〕
オーディオ信号を強調したり弱めたりする周波数を設定します
〔Spread〕
モードがNotchまたはBP時のみ使用可能です。カットオフ周辺の帯域幅とデプスを調節します
〔Mode〕
ネームフィールドをクリックしてメニューを開いてLP, HP, Notch, BPの4種類から1つを選択できます
【Comb】
いわゆる「くし形」ともいわれ、
入力信号に非常に短いディレイをかけた信号と
入力信号をミックスして干渉を発生させて
ギザギザした感じの音になります。
~以下マニュアルより~
〔Freq〕
ピークやノッチが発生する周波数帯域を設定します
〔Gain〕
ピークやノッチの強烈さを調節します
〔KBD〕
フィルター・フリケンシーに対するキーボードトラッキングの量を調節します
〔Mode〕
フィードバック、フィードフォワード (フィルターを反転させてピークを水平に、谷部分をノッチにします)
【Phaser】
エフェクターのPhaserから
ヒントを得て作ったフィルターだそうです。
~以下マニュアルより~
〔Cutoff〕
ピークやノッチが発生する周波数帯域を設定します
〔Feedback〕
ピークやノッチの強烈さを調節します
〔Poles〕
発生するピークとノッチの数を設定します:最小=2、最大=12
【Formant】
フォルマントフィルターは
入力信号を色々な"母音"に加工して
人の声のような質感が得られるフィルターです。
~以下マニュアルより~
〔Freq Shift〕
フィルター効果をかける周波数帯域を設定します
〔Morph〕
フィルターのレゾナント・ピーク部分の配置を調節します
〔Q Factor〕
レゾナント・ピークの強烈さを調節します
〔Blend〕
入力音のダイレクト音とフィルターがかかった音のミックスバランスを調節します
【Low Pass Gate】
ローパスゲートは
フィルターの1タイプながらVCA (voltage controlled amplifier) の
一種として動作するものです。
~以下マニュアルより~
〔Level〕
フィルター/ゲートを手動で開閉する際に使用します。
〔Modulation Amount〕
選択したモジュレーションソースでLevelノブをコントロールするモジュレーション量を調節します
〔Modulation Source〕
Levelノブをコントロールするモジュレーションソースを選択します。
"None"選択時はModulation Amountノブはグレー表示になります。
〔Mode〕
ドロップダウンメニューでローパスゲートの動作モードを一般的なVCA、ローパスフィルター、またはその両方の3モードから1つを選択します。
〔Time〕
コントロール入力にショートインパルスを受けた時に、ローパスゲートが閉じるスピードを、"Fast","Medium", "Slow"から1つを選択します。この設定で、モデリングしたVactrol (ローパスゲートでよく使われていた素子) の特性が変化し、音色自体も変化します。
【KBD】でキーボードトラッキングの設定をします。
値を高くするとノートが高くなればなるほど明るい音色になります。
フィルターもさまざまなモジュレーションで
変調させることが可能です。
ってかPigments自体にもたくさんのモジュレーションあって
どんだけ変調できんのよっ!って感じですが笑
Arturia Pigmentsの2つのフィルターは
・シリアル(直列)
・パラレル(並列)
・またはミックス
で出力することが可能です。
・シリアル(直列)
・パラレル(並列)
【Filter Routing】のつまみで
ミックス比をコントロールします。
左はシリアルで右はパラレルです。
フィルター自体にもモジュレーションの
パラメーターがありますが笑
モジュレーションももちろん可能です。
Arturia Pigments 2 アートリア ピグメンツ その8 ~FILTER編〜|初心者でもわかる 操作方法 解説
いままで数々のシンセサイザーをソフトウェア化してきた
Arturiaさんだけあってフィルターの数も質も半端ないです。
とにかくすごい数なので一つ一つ試してみるといいと思います。
フィルターといえば基本的には
ローパス、バンドパス、ハイパスですが
個人的にはCombフィルターが面白かったです♪
Arturia Pigments アートリア ピグメンツ その1 ~基礎操作編〜|初心者でもわかる 操作方法 解説
見にきていただけるとうれしいです^^