くりっぱーとろにくすのブログ

電子楽器や音楽のワクワクを共有したいブログ

【スポンサーリンク】

Arturia Pigments 2 アートリア ピグメンツ 操作方法 その8 ~FILTER編〜|初心者でもわかる 解説

0からのシンセサイザーのくりっぱーことKurippertronixxx@Kurippersynthです。

 

 

フランスのシンセサイザーメーカー

 

 

Arturiaさんの初のオリジナルソフトシンセサイザー

 

 

Pigmentsの動画連動記事です。

 

 

 

f:id:Marronfieldsproduction:20191121041629p:plain

 

 

f:id:Marronfieldsproduction:20191121041530j:plain

 

 

Arturia Pigments 2メーカーHP

https://www.arturia.com/products/analog-classics/pigments/overview#jp


 

Pigments

 

 

豊富なモジュレーションと

 

 

・ヴァーチャル・アナログ

・ウェーブテーブル

・サンプル / グラニュラー

 

シンセシスを統合した

 

 

現代的でパワフルなシンセサイザーです。

 
 

 


 

 

今回はオシレーターとともに

 

 

シンセサイザーの音作りの核となる

 

 

【FILTER】について

 

 

Arturia Pigments 2つのフィルター

 

 

f:id:Marronfieldsproduction:20200413025335j:plain

 
 

 

【FILTER】は音の周波数をコントロールして

 

 

その音色を決定付ける

 

 

シンセサイザーの音作りの中でも重要なセクションです。

 

 

Arturia Pigmentsは2つの【FILTER】

 

 

直列、または並列で使用することが可能です。

 

 

f:id:Marronfieldsproduction:20200413025825j:plain

 

f:id:Marronfieldsproduction:20200413025931j:plain

 

 

【FILTER】の音作りの基本は

 

 

〔Cutoff〕で周波数(明るさ)

 

 

〔Reso〕(レゾナンス)で周波数のピークをコントロールします。

 

 

f:id:Marronfieldsproduction:20200413030451j:plain

 

 

またベロシティ(ノートの強弱)や

 

 

エンベロープLFOなどのモジュレーションで

 

 

コントロールすることも可能です。

 

 

Arturia Pigments さまざまなフィルターを使いこなそう!

 

 

f:id:Marronfieldsproduction:20200413030828j:plain

 

 

 Arturia Pigmentsオシレーターだけでも

 

 

かなり複雑な音作りが可能でしたが

 

 

【FILTER】もさまざまなタイプのものが扱えます。

 

 

〔Multimode〕

f:id:Marronfieldsproduction:20200413031340j:plain

 

 

基本的なローパスやハイパス、バンドパス、ノッチなど12種類のモードがあります。

各モードとも12、24、36dB/octのスロープが選べます。

 

 

正直、通常ならこれだけあれば十分です笑

 

 

~以下マニュアルより~

 

〔Cutoff〕
オーディオ信号を強調したり弱めたりする周波数を設定します

 


〔Resonance〕
カットオフ・フリケンシー付近の帯域を強調します

 


〔FM Source〕
ネームフィールドをクリックするとメニューが開いてFMソースの選択ができます。"No FM"選択時はノブがグレー表示になります。

 


〔FM Amount〕
選択したソースによるフィルターへのフリケンシー・モジュレーション (FM) の量を調節します

 


〔Mode〕

ローパス、ハイパス、ノッチ、バンドパスとそれぞれ12, 24, 36dB/octの合計12モードから1つを選択します

 

 

SEM

f:id:Marronfieldsproduction:20200413031747j:plain

 

 

伝説のシンセサイザー

 

 

オーバーハイムSEMをシュミレーションしたフィルターです

 

 

~以下マニュアルより~

 

 

〔Cutoff 〕
オーディオ信号を強調したり弱めたりする周波数を設定します

 


〔Resonance〕
カットオフ・フリケンシー付近の帯域を強調します

 


〔FM Source〕
ネームフィールドをクリックするとメニューが開いてFMソースの選択ができます。"No FM"選択時はノブがグレー表示になります

 


〔FM Amount〕
選択したソースによるフィルターへのフリケンシー・モジュレーション (FM) の量を調節します

 


〔Mode〕
バンドパスからローパス、ノッチ、ハイパスへと連続可変します

 

 

【Matrix 12】

f:id:Marronfieldsproduction:20200413032125j:plain

 

 

オーバーハイムの名機「Matrix 12」の

 

 

おいしいところをシュミレーションしたフィルターだそうです。

 

 

~以下マニュアルより~

 

 

〔Cutoff〕
オーディオ信号を強調したり弱めたりする周波数を設定します

 


〔Resonance〕
カットオフ・フリケンシー付近の帯域を強調します

 


〔FM Source〕
ネームフィールドをクリックするとメニューが開いてFMソースの選択ができます。"No FM"選択時はノブがグレー表示になります

 


〔FM Amount〕
選択したソースによるフィルターへのフリケンシー・モジュレーション (FM) の量を調節します

 


〔Mode〕
Matrix 12 Vのフィルターから厳選した6種類から1つを選択できます

 

 

【Mini】

f:id:Marronfieldsproduction:20200413032532j:plain

 

 

は言わずと知れたキングオブシンセサイザー

 

 

Mini Moogのフィルターを再現したものです。

 

 

~以下マニュアルより~

 

 

〔Cutoff〕
オーディオ信号を強調したり弱めたりする周波数を設定します

 


〔Resonance〕
カットオフ・フリケンシー付近の帯域を強調します

 


〔FM Source〕
ネームフィールドをクリックするとメニューが開いてFMソースの選択ができます。"No FM"選択時はノブがグレー表示になります

 


〔FM Amount〕
選択したソースによるフィルターへのフリケンシー・モジュレーション (FM) の量を調節します

 


〔Drive〕
オーディオアウトを外部オーディオインプットに接続する音作りテクニックをシミュレートします

 

 

【Surgeon】

f:id:Marronfieldsproduction:20200413033227j:plain

 

 

64dB/octという極めて急峻な特性のフィルターです

 

 

~以下マニュアルより~

 

 

〔Cutoff〕
オーディオ信号を強調したり弱めたりする周波数を設定します

 


〔Spread〕
モードがNotchまたはBP時のみ使用可能です。カットオフ周辺の帯域幅とデプスを調節します

 


〔Mode〕
ネームフィールドをクリックしてメニューを開いてLP, HP, Notch, BPの4種類から1つを選択できます

 

 

【Comb】

f:id:Marronfieldsproduction:20200413033425j:plain

 

 

いわゆる「くし形」ともいわれ、

 

 

入力信号に非常に短いディレイをかけた信号と

 

 

入力信号をミックスして干渉を発生させて

 

 

ギザギザした感じの音になります。

 

 

~以下マニュアルより~

 

 

〔Freq〕
ピークやノッチが発生する周波数帯域を設定します

 


〔Gain〕
ピークやノッチの強烈さを調節します

 


〔KBD〕
フィルター・フリケンシーに対するキーボードトラッキングの量を調節します

 


〔Mode〕
フィードバック、フィードフォワード (フィルターを反転させてピークを水平に、谷部分をノッチにします)

 

 

【Phaser】

f:id:Marronfieldsproduction:20200413033823j:plain

 

 

エフェクターのPhaserから

 

 

ヒントを得て作ったフィルターだそうです。

 

 

~以下マニュアルより~

 

 

〔Cutoff〕
ピークやノッチが発生する周波数帯域を設定します

 

 

〔Feedback〕
ピークやノッチの強烈さを調節します

 

 

〔Poles〕
発生するピークとノッチの数を設定します:最小=2、最大=12

 

 

【Formant】

f:id:Marronfieldsproduction:20200413034106j:plain

 

 

フォルマントフィルターは

 

 

入力信号を色々な"母音"に加工して

 

 

人の声のような質感が得られるフィルターです。

 

 

~以下マニュアルより~

 

 

〔Freq Shift〕
フィルター効果をかける周波数帯域を設定します

 

 

〔Morph〕
フィルターのレゾナント・ピーク部分の配置を調節します

 

 

〔Q Factor〕
レゾナント・ピークの強烈さを調節します

 

 

〔Blend〕
入力音のダイレクト音とフィルターがかかった音のミックスバランスを調節します

 

 

【Low Pass Gate】

f:id:Marronfieldsproduction:20200413034443j:plain

 

 

ローパスゲートは

 

 

フィルターの1タイプながらVCA (voltage controlled amplifier) の

 

 

一種として動作するものです。

 

 

~以下マニュアルより~

 

 

〔Level〕
フィルター/ゲートを手動で開閉する際に使用します。

 


〔Modulation Amount〕
選択したモジュレーションソースでLevelノブをコントロールするモジュレーション量を調節します

 


〔Modulation Source〕
Levelノブをコントロールするモジュレーションソースを選択します。
"None"選択時はModulation Amountノブはグレー表示になります。

 


〔Mode〕
ドロップダウンメニューでローパスゲートの動作モードを一般的なVCA、ローパスフィルター、またはその両方の3モードから1つを選択します。

 


〔Time〕
コントロール入力にショートインパルスを受けた時に、ローパスゲートが閉じるスピードを、"Fast","Medium", "Slow"から1つを選択します。この設定で、モデリングしたVactrol (ローパスゲートでよく使われていた素子) の特性が変化し、音色自体も変化します。

 

 

Arturia Pigments フィルターをコントロールしよう!

 

 

f:id:Marronfieldsproduction:20200413042122j:plain

 

 

【KBD】でキーボードトラッキングの設定をします。

 

 

値を高くするとノートが高くなればなるほど明るい音色になります。

 

 

f:id:Marronfieldsproduction:20200413035426j:plain

 

 

フィルターもさまざまなモジュレーションで

 

 

変調させることが可能です。

 

 

ってかPigments自体にもたくさんのモジュレーションあって

 

 

どんだけ変調できんのよっ!って感じですが笑

 

 

Arturia Pigments シリアルとパラレルのルーティング

 

 

Arturia Pigmentsの2つのフィルターは

 

 

・シリアル(直列)

・パラレル(並列)

・またはミックス

 

 

で出力することが可能です。

 

 

・シリアル(直列)

f:id:Marronfieldsproduction:20200413035845j:plain

 

 

・パラレル(並列)

f:id:Marronfieldsproduction:20200413035850j:plain

 

 

f:id:Marronfieldsproduction:20200413040242j:plain

 

 

【Filter Routing】のつまみで

 

 

ミックス比をコントロールします。

 

 

左はシリアルで右はパラレルです。

 

 

Arturia Pigments フィルターをモジュレーションしよう!

 

 

f:id:Marronfieldsproduction:20200413040710j:plain

 

 

フィルター自体にもモジュレーションの

 

 

パラメーターがありますが笑

 

 

PigmentsエンベロープLFOなどを使っての

 

 

モジュレーションももちろん可能です。

 

 


 

  

Arturia Pigments その8 ~FILTER編〜 ブログ連動動画

 

 

Arturia Pigments 2 アートリア ピグメンツ その8 ~FILTER編〜|初心者でもわかる 操作方法 解説

 

 

f:id:Marronfieldsproduction:20200413024949j:plain

 

 

Arturia Pigments その8 ~FILTER編〜 まとめ

 

 

いままで数々のシンセサイザーをソフトウェア化してきた

 

 

Arturiaさんだけあってフィルターの数も質も半端ないです。

 

 

とにかくすごい数なので一つ一つ試してみるといいと思います。

 

 

フィルターといえば基本的には

 

 

ローパス、バンドパス、ハイパスですが

 

 

個人的にはCombフィルターが面白かったです♪

 
 
ではまた次回! 
 
 

 

 

Arturia Pigments ブログ連動動画再生リスト

 

 

Arturia Pigments アートリア ピグメンツ その1 ~基礎操作編〜|初心者でもわかる 操作方法 解説

 

 

f:id:Marronfieldsproduction:20200318032034j:plain

 

 

Youtube【くりっぱーチャンネル】

 

 シンセサイザーの解説動画などを公開しています。
 

見にきていただけるとうれしいです^^

 

www.youtube.com