0からのシンセサイザーのくりっぱーこと
Kurippertronixxx@Kurippersynthです。
ArturiaさんのV-Collectionにも収録されているプラグインCMI Vの動画連動ブログです。
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Arturia CMI Vは1979年にオーストラリア・シドニーのフェアライト社から発売されたFairlight (フェアライト)CMIという初期のデジタルサンプラーをソフトウェア化したものです。
今回はARTURIA CMI Vの基本的な操作の解説です。
CMI は1979年にオーストラリア・シドニーのフェアライト社から発売されたFairlight (フェアライト)CMIという初期のデジタルサンプラー+シーケンサー+デジタルシンセサイザーを統合したワークステーションマシンです。
CMIとは「Computer Musical Instrument」の略で当時コンピューターで音楽をすることがいかに革新的だったことが伺えます。
当時の値段で¥12,000,000もしましたが
・デジタルサンプラー
・FM合成シンセサイザー
を統合した同時代に出てきたシンクラヴィアとともにまさに現在のDAWの元祖的なマシンでした。
著名ユーザーも多いですが、Peter Gabriel、Kate Bushなど新しい音にこだわるミュージシャン / プロデューサーはいちはやく導入してそれまでのアナログ楽器では成し得ない新しい表現を作り上げていました。
なかでもミュージシャン / 音楽プロデューサーのTrevor HornはYESの最大のヒットソング、Owner of a Lonely Heart
やThe Art of Noiseで聴くことができる、オケヒ(オーケストラル・ヒット)やドラムサウンド、クワイアなどCMIを駆使した音作りで一躍時の人となりました。
くりっぱーの中ではCMI=トレヴァー・ホーンの形式が出来てます。
日本でも著名なユーザーは多いですが最初に購入したのはアニメ「うる星やつら」の音楽や当時の最先端電子音楽ユニットTPOで使用した安西史孝さんだそうで当時「楽器」として輸入するのに大変苦労されたそうです(^^;
久石さんは「風の谷のナウシカ」の音楽を担当する際に当時、
「清水の舞台から飛び降りる覚悟」
でCMIを導入したそうです。(1200万もするし!)
現在ではCMIの開発者のピーター・ヴォーゲル氏によるオリジナルのFairlight CMIをiOS上で再現した「Peter Vogel CMI」
もありますが再現度高過ぎて使いにくいです(^^;
(それも含めて楽しむソフトだとは思いますが笑)
CMIはいろんな意味で80年代を象徴する楽器だと思います。
…もちろん触ったこともありませんがw
くりっぱー個人の思い入れも深いです。
Arturia CMI Vは当時のサウンドをそのままにプラグインで手軽に使えるように設計されています。
Arturia CMI Vはプラグイン / スタンドアロンで立ち上げることができます。
他のV-Collectionと同様に画面サイズの変更(最大200%)とプリセットブラウザー機能があります。
画面上のスライダーなどでもエディットできますが、
…ぶっちゃけやりにくいです笑
そこで右上の【SCR】か画面をクリックするとCMI Vの画面が拡大されて細かいエディットが可能になります。
V-Collectionではおなじみですね。
Arturia CMI Vはおもに4つのセクションでエディットします。
【SOUND】
サンプルやデジタル波形のエディット、エンベロープやモジュレーションなどいわゆるサンプラー / シンセサイザーの操作をします。
【SEQUENCER】
ホストアプリケーションと同期も可能なステップシーケンサーです。
【MIXER】
各サウンドをミキシングします。エフェクトもかけることが可能です。
【TUNE / MAP】
各スロットのサウンドのキーの配置等をします。
Arturia CMI Vは1プログラムにつき
10個のスロットにサンプルやデジタル波形のわりあてて使用します。
【SOUND】のセクションでも
【CONTROL】モードの決定、サウンド自体のコントロールをします。
【EDIT】サンプル波形をエディットします。
【ASSIGN】各種コントロールやモジュレーションのわりあてをします。
【FUNCTIONS】いわゆるモジュレーションの波形をエディットします。
【BROWSE】サンプル波形を読み込みます。
3つのMODE(シンセサイザーでいうオシレーター)から鳴らしたいサウンドをを選択します。
【SAMPLING】
読み込んだサンプルを編集します。
【TIME SYNTH】
倍音の基本的な進化の概要がオーディオ波形として表示されます。
倍音EDITページのANALYSE機能を描画または使用することで作成できます。
【SPECTRAL SYNTH】
〔Evolution〕のセクションでコントロールします。
波形の表示も2D / 3Dの切り替えも可能です。
Fairlight CMIには「Page R」というシーケンス機能がありましたがArturia CMI Vは最大10の各サウンドを32ステップでシーケンスできます。
各パート和音の入力はできませんし、現在のDAWのようなピアノロールもありません。
1ステップごとに音階を指定して打ち込んでいくという苦行を強いられます笑
とはいえサウンドごとのステップを変えられる〔Polyrhythm〕などユニークな機能もあります。
【MIXER】で10のスロットのサウンドをミキシングします。
またマルチエフェクターで音作りすることも可能です。
いまとなっては大昔の骨董品みたいなサウンドしか出ないCMIですが笑
当時はアナログ楽器では成し得ないデジタルサウンドに衝撃を受けてみんなワクワクしていたことでしょう。
同時代のマシンにはシンクラヴィアがありますがやっぱりインパクト的にはCMIが強いですね。
80年代のヒット曲にはいつもCMIのサウンドがありました♪
いまの若い方はコンピューターやDAWが身近にあると思うのでどう感じるかはわかりませんがぼくはやっぱり「コンピューターで音楽を作る」っていうこと自体にワクワクしちゃうんですよね^^
これまでCMIのサウンドはサンプリング音源等でサウンド自体は利用することはできました。
はじめてサンプラー買った当時、アートオブノイズのメンバーのJJジュクザリック氏が出したアートオブノイズのサンプリング音源CDよく使ったな(懐)
CMIの波形の合成やシーケンサーまで再現したのはプラグインではArturia CMI Vくらいだと思います。
現代はシンセウェーヴなどあの時代の音を取り入れたサウンドもありますが
くりっぱーにとってこの時代のデジタル楽器はやっぱりワクワクするというか「未来の音」がするんですよね笑
30年くらい前、あの時代に想像してた未来は実際今の未来よりずっと未来的だったと思います。
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