0からのシンセサイザーのくりっぱーこと
Kurippertronixxx@Kurippersynthです。
ArturiaさんのV-Collectionにも収録されているプラグインCZ Vの動画連動ブログです。
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Arturia CZ Vは1980年代にCASIOさんから発売されたCZシリーズというデジタルシンセサイザーをエミュレートしてソフトウェア化したものです。
今回はARTURIA CZ Vの基本的な操作の解説です。
CZとは1980年代に日本が世界に誇る電子メーカーCASIOさんから発売されたCZシリーズというデジタルシンセサイザーをプラグイン・ソフトウェア化したものです。
CASIOさんといえば電卓、Gショック、電子ピアノみたいなイメージですが80年代CASIOさんはCZシリーズをはじめ、リズムマシン、サンプラーやギターシンセサイザーなど電子楽器をガチで開発して発売していました。
プラスチックスの立花ハジメ氏が筐体デザイン、CMには冨田勲氏、高橋幸宏氏、モニターにP-MODELを起用していたという気合い入りまくりの広告でした!
CZシンセサイザーが採用しているフェイズ・ディストーション音源はCASIOさんが冨田勲氏とともに開発していたコスモシンセサイザーがもとになっています。
Fairlight CMIやSynclavierのようなデジタル・ワークステーションのシステムであまりに大掛かりなため商品化はされませんでしたがその音源のアルゴリズムがフェイズ・ディストーション音源に受け継がれています。
当時のデジタルシンセサイザーといえば全盛期だったYAMAHAさんのDXシリーズにくらべてCZシリーズは音作りもわかり易く価格もリーズナブルということで人気があったみたいです。
当時無敵だったDXシリーズもCZシリーズのヒットを受けてDX100など廉価版を出したそうな。
何気にくりっぱーはCASIOさんのシンセサイザーって使ったことなかったんですよね。
CZシリーズはPD(フェイズ・ディストーション)音源という波形自体を変化させることができるシンセシスを採用していてFM音源とはまた違った魅力のある音源です。
ARTURIA CZ Vを立ち上げるとバーチャルキーボードエリアの画面になります。
ここでは演奏系のコントロールとかんたんなエディットも可能です。
V Collection恒例の画面サイズの変更や【Explore】による音色プログラムの絞込みも可能です。
ARTURIA CZ Vは4つのモードでシンセサイズしていきます。
【SYNTHESIS】
【Line 1】【Line 2】の2つのデジタルオシレーターでCZ VのサウンドのもとになるPD音源の合成します。
【ENVELOPES】
〔Pitch〕〔DCW〕〔Amp〕の3つのパラメーターの時間的変化のカーヴを描きます。
【MODULATION】
【LFO 1 / 2】【Sample & Hold】での変調と
そのわりあてをするマトリクスのモードです。
【FX】
直列 / 並列の4系統のエフェクトを掛けることが可能です。
フェイズ・ディストーションはサイン波の位相角度を歪ませて
ARTURIA CZ Vの〔DCW〕でコントロールできますし、【Envelope】でも時間的変化をコントロールできます。
また2つのデジタルオシレーター(Line)を使ってリングモジュレーション、ノイズモジュレーションの変調が可能です。
FM音源との違いはFM音源は2つ以上のサイン波で変調してサウンドを作るのに対してPD音源は1つの波形でオシレーターの形を変えるっていうイメージですかね。
サウンドのキャラクターとしてはFMより音が破綻しにくい印象です。
詳しくは次回以降で。
右上のアイコンをクリックすると
〔Setting〕〔MIDI〕〔Macro〕〔Tutorial〕
各種のセッティング画面が開きます。
〔Tutorial〕では指示通りにエディットしていくと
それっぽい音になるので初心者の方や全然わかならいという方はやってみるといいかも知れませんね。
〔MASTER TUNE〕
マスターチューニングの設定をします。(上下100セント(半音))
〔OCTAVE〕
オクターブを設定します。
〔UNISON DETUNE〕
ボイスを重ねたときのピッチのずれの大きさをコントロールします。
ボイスを増やして値を大きくすると厚みのあるサウンドを作成可能です。
【MACRO】
フェーダーにパラメーターをわりあててコントロールすることができます。
複数のパラメーターをわりあてすることも可能です。
【VIBRATO】
サウンドを変調して揺らします。
※【Modulations】でピッチがわりあてられています。
押さえたノートをさまざまな順番で自動演奏します。
【LINE SELECT】
LINE 1 / 2単独でならすか、1+2変調あり、1+1Line1のみ変調あり
の組み合わせを選択します。
【RING / NOISEスイッチ】
2つの【LINE】の使用時にリングモジュレーション / ノイズモジュレーションの選択をします。
【PORTAMENTO】
音程の変化を滑らかにしていわゆるポルタメント奏法が可能になります。
値がが大きいほど音程の変化が遅れます。
【POLY】
ポリフォニック (和音)/ モノフォニック(単音)の切り替えをします。
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