0からのシンセサイザーのくりっぱーこと
Kurippertronixxx@Kurippersynthです。
ArturiaさんのプラグインSQ80 Vの動画連動ブログです。
ARTURIA SQ 80 V アートリアエンソニック 操作方法
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今回はARTURIA SQ80 Vの基本的な操作の解説です。
SQ80は1988年にENSONIQ(エンソニック)社が発売した3DCOのデジタルシンセサイザーです。
ENSONIQ社はもともとコモドール64というホームコンピューターを作っていた会社の人達が電子楽器メーカーを立ち上げてシンセサイザーやサンプラーを開発していた、というユニークなメーカーさんでした。
現在ENSONIQ社は倒産してしまってもうないメーカーさんですがいまだにシンセマニアの間では人気の高いメーカーさんです。
ENSONIQ SQ80は「クロス・ウェイヴ・シンセシス」というシンセシスでアナログシンセ波形、デジタル波形、サンプル波形のデジタルオシレーターをエンベロープやアナログフィルターで加工して音作りするシンセサイザーです。
さらにARTURIA SQ80 Vでは
SQ80の前身モデルのESQ-1
SQ80の後に発売されたフルデジタル化されたVFX
の波形も搭載していて幅広いサウンド作りが可能です!
ARTURIA SQ80 Vでは
• MPE (MIDI Polyphonic Expression) 対応
• フェイズディストーション & トランスウェーブシンセシス搭載
• オリジナルよりも多くの波形を搭載
• ユニゾンモード
• アルペジエイター
• モジュレーション機能の強化
• 15種類のエフェクトを内蔵した4系統のエフェクト
• 最大16ボイスの同時発音数
• 複数のSQ80 Vをそれぞれ異なるセッティングで同時使用可能
• DAWのオートメーション機能でコントロール可能
• 無制限にプリセットをセーブ可能
の機能が追加されています。
ARTURIA SQ80 V では
【Haedware】
【Synthsis】
【Effects】
の3つのモードを行き来しながらサウンドを作っていきます。
ARTURIA SQ80 Vは現代のシンセでは定番の押さえたノートや分散和音をさまざま方法で鳴らす機能【Arpeggiator】の機能が搭載されています。
【UNISON】のスイッチをオンにして音を重ねてサウンドに厚みや揺らぎをくわえることが可能です。
【Hardware】モードでは3つのオシレーターとフィルターのコントロールが可能です。
ARTURIA SQ80 Vは3つの【OSCILLATOR】をもとにサウンドを作成します。
デジタルオシレーターは
〔SQ80 Waveforms〕
オリジナルのSQ 80のデジタルオシレーター
〔VFX Waveforms〕
トランスウェーヴは波形の読み出し位置(Position)を動かせるのでウェーヴテーブルのようなサウンドを鳴らす事も可能です。
〔ESQ1 / SQ 80 Hidden Waves〕
SQ 80の前身機のESQ 1 / SQ 80の隠されていた(?)波形
わりとノイジーな感じの波形が多い気がします。
オシレーターに限らず〔+〕がある各パラメーターはモジュレーションのSource(LFOやエンベロープなど)のわりあてが可能です。
【OSCILLATOR 2】はオシレーターシンク、Amp Modが可能です。
【VOICE】でSQ 80 Vの発音の設定をします。
【UNISON】や【GLIDE】の設定も可能です。
シンセサイザーのサウンドの要、フィルターはCEM3379というICを再現したそうで独特の質感がありますね。
【Synthesis】モードのフィルターはローパスのみですが【Effects】のマルチモードフィルターを選択すればハイパス、バンドパス、コムフィルターなど多彩なフィルターを使用可能です。
【ENV】ではカーヴを描いて各パラメーターに時間的な変化を与えます。
※【ENV 4】はあらかじめAMP(音量)にわりあてられています。
3つのエンベロープから選択可能です。
〔SQ 80〕
オリジナルのSQ 80のエンベロープを再現したもの
〔MSEG〕
ARTURIAさん独自のステップのようなエンベロープ機能
〔DADSR〕
ディレイ、アタック、ディケイ、サスティン、リリースの5つのポイントでカーヴを作成するエンベロープ
低い周波数のオシレーターで各パラメーターを「揺らす」シンセサイザーの変調の定番【LFO】は3つ使用可能です。
【LFO】の上の【MIXER】では2つのモジュレーションをミックスしてより複雑な波形にすることが可能です。
最近のVシリーズのPIGMENTSや最近のVシリーズのJUP 8 V、CZ Vでもこういう機能ついてますよね。
ARTURIA SQ80 Vは4つのエフェクトを使用可能です。
4つのエフェクトは1~4直列で出力するか【SERIES】
エフェクト1 / 2、エフェクト3 / 4を別々の出力する【PARALLEL】
のどちらかを選択可能です。
ARTURIA SQ80 VのエフェクトはPIGMENTSと同じような感じなのでマルチモードフィルター、マルチバンドコンプ、ピッチシフトディレイなど現代的なものも多く、また各パラメーターも変調可能なのでサウンドの味付けから現代的な積極的なサウンド作りまで幅広く使えます。
ARTURIAさんのソフト共通の設定モードで各種の設定をします。
〔Tutorials〕では基本的な音作りの手順を教えてくれます。
シンセに慣れない方とかはやってみても良いかもしれませんね。
ARTURIA SQ 80 V アートリアエンソニック 操作方法
もともとARTURIAさんのソフトウェアエミュレーションはアナログヴィンテージのシンセサイザーの再現からはじまりましたが近年ではデジタルシンセサイザーの再現も増えてきてました。
くりっぱーは新しいV-Collectionが発表されるたびに「アートリアさん、エンソのシンセはよ!」ってSNS等で発言していましたので笑「ついに!」って感じでめっちゃうれしいです^^
VFXはウェーヴテーブルに近いし、ESQの波形はノイジーなものが多いのでけっこう現代的な使い方もできそうですね。
SQ 80の特徴というか、デジタル波形なのにアナログシンセみたいな質感なのはフィルターによるところが大きいんでしょうかね。
Ensoniq SQ80自体も人気があるのに市場にもほとんど出てこないというレアというシンセサイザーだったので今回のソフトウェア化はかなり意味があると思います。
ソフトウェアシンセサイザーとしても使いやすくなおかつARTURIAさんならではのアレンジがあって現代的でいいですね。
ARTURIA SQ80 VのVFXの波形はウェーヴテーブルのように波形の位置を動かせますが実機のVFXや後継のTS-10 / 12はもっと高度な波形のエディットが可能だったみたいですね。
今後のバージョンアップに期待したいです!
トランスウェーヴといえばSQ80やVFXのトランスウェーヴをさらに発展させた
ENSONIQ Fizmoというシンセサイザーが1998年に発売されました。
多分製造台数が100台くらいのレアなシンセサイザーでしたがくりっぱー当時所持していました笑…が未熟すぎて良さがあまりわからず手放してしまいました(^^;
いまの時代ならマッチするかもしれませんね。
…なのでARTURIAさんにはFizmo Vも期待したいところです !!!!!
ヴィンテージ・デジタルシンセサイザーのサウンドも今聴くと新鮮ですね♪
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