0からのシンセサイザーのくりっぱーこと
Kurippertronixxx@Kurippersynthです。
AudioKit Synth One
のくりっぱーチャンネル連動ブログです♪
今回はAudioKit Synth Oneの基本的な操作についての解説です。
AudioKit Synth OneはオープンソースのiOS版シンセサイザーです。
※国産フリープラグインで有名な「SYNTH 1」とは別モノです。
基本iPad用アプリですがiPhoneでも使えました。完全無料&広告無しはありがたいですね^^
くりっぱーチャンネルの方でリクエストいただいたのでさっそくiOSデバイスに入れて使ってみました♪
プリセットを鳴らしてみるとまず音がいい!そして各機能わかりやすい!というのがファーストインプレッションでした。
AudioKit Synth Oneはいわゆる2オシレーターのヴァーチャルアナログシンセサイザーですね。
【Setting】
MIDIやSynth Oneのアプリ設定、オーディオバッファの設定をします。
Bluetooth通信をオンにします。
【Wheels】
モジュレーションホイール、ピッチベンドのベンド幅を設定します。
【Keys】
キーボードの表示の仕方や音階の設定をします。
【Link】
ableton Linkをオンにして他のアプリやデバイスと同期します。
【Hold】
ノートオンを持続します。
【Mono】
モノフォニックモードになって【Glide】によって音程の変化を遅らせてポルタメント効果を出すことが可能です。
【MIDI Lean】
iOSデバイスとつながっているMIDIキーボードやMIDIコントローラーにパラメーターをわりあてしてコントロールできるように設定します。
【Transpose】
半音単位で移調します。
【Octave】
オクターブを移動します。
【Hide / Show】
キーボードを隠してもう一つのモードを表示します。
MAINモードではSynth Oneの発音の基本となるオシレーター、フィルターのコントロールをします。
イニシャル(初期)パッチでサウンドを作る場合は真ん中の上のプリセット名のところをタップします。
左側のカテゴリの@Userを選択して〔0〕1:Initをタップします。
Synth Oneは【OSC 1】【OSC 2】【SUB】【FM】【Noise】の5つ出力でサウンド作りをします。
Synth Oneの【OSC 1 / 2】は三角~パルス~ノコギリの可変式です。
〔Semitone〕
半音単位でピッチのコントロールをします。
〔Detune〕(OSC 2のみ)
ピッチをわずかにずらします。OSC 1と重ねてサウンドに厚みをつけることも可能です。
【Sub】(サブオシレーター)
通常はサイン波ですが左側をタップすると矩形波になりさらに上をタップするとオクターブ下になります。
【FM】(FMオシレーター)
〔Mod〕の値が0だとサイン波ですが、値を上げるとFM変調してギラギラした硬質なサウンドになります。
【Noise】
ホワイトノイズをくわえます。
【Volume】〔OSC 1〕〔OSC 2〕
OSC1 / 2の音量をコントロールします。
【Mix】〔OCS 1-2〕
OSC1 / 2のミックス比をコントロールします。
シンセサイザーの音作りでオシレーターの次に重要なサウンドのキャラクターを決定付ける【FILTER】はLow Pass / Band Pass / Hi Passの三種類から使用可能です。
【Global】
〔Anti Aliasing〕
エリアシングノイズを軽減する感じですかね?
〔Widen〕
ステレオ感を追加します。
〔Arp〕
押さえたノートをさまざまな順番で鳴らす「アルペジエーター」機能をオンにします。
〔bpm〕
0~200までのテンポ設定が可能です。
【Glide】は〔Mono〕モードのときにのみ機能します。値を上げると音程の変化を遅らせて演奏にうねりをくわえるポルタメント奏法が可能です。
〔Legato〕をオンにするとノートが重なったときにのみGlideが機能するはず…なんですが確認できませんでした(^^;
音の時間的変化のカーヴを作成する【ENVELOPE】は
音の明るさのカーヴをコントロールする【Filter Envelope】
音量のカーヴをコントロールする【Amplitude Envelope】
の2系統あります。
【Filter / Amplitude Envelope】はそれぞれ定番のADSR方式です。
〔Attack〕
音の立ち上がりの時間をコントロールします。
値が大きいほど立ち上がりの遅いサウンドになります。
〔Decay〕
Attackのあとの減衰の時間をコントロールします。
値が少ないと短い音になります。
〔Sustain〕
Decayのあとの伸びの量をコントロールします。
Sustainの値がマックスだとDecayは機能しない感じですね。
〔Release〕
ノートオフしたあとの余韻の時間をコントロールします。
カーヴの形が視覚的にわかるのでやりやすいですね^^
【Filter Envelope】〔Env Amt〕
MAINモードの【Filter】〔Frequency〕の値と調整しながらエンベロープのかかり具合を設定します。
【Amplitude Envelope】〔Pitch Track〕
音程によるエンベロープのかかり具合を設定します。
【FX】モードはLFOとエフェクトの設定をします。
【LFO】はLow Frequency Oscillatorといって超低周波のオシレーターで各機能を変調する機能です。
エンベロープがADSRカーヴで一度の時間的変化をあたえるのに対してLFOは波形がループするので周期的な変化をあたえます。
わかりやすい効果だと
・ピッチにかけるとビブラート
・フィルターにかけたらオートワウ
・アンプにかけたらトレモロ
的な効果を得ることが可能です。
Synth Oneはサイン波 / 矩形波 / ノコギリ波(Up) / ノコギリ波(Down)の4つのLFO波形を2系統使用可能です。
【LFO 1 / 2】
〔Rate〕
〔Amount〕
下の16のパラメーターに【LFO 1 / 2】のわりあてが可能です。
各パラメーターは左側をタップして点灯させると【LFO 1】右側を点灯させると【LFO 2】にわりあてが可能です。
【Tempo Sync】をオンにするとLFOの〔Rate〕がテンポと同期してリズミカルな効果を出すことが可能です。
【Bit Crusher】
値を上げるとサウンドの音質粗くしてローファイなサウンドにします。
【Auto Pan】
サウンドを左右に振ります。
〔Rate〕
テンポシンクにも対応します。
〔Amount〕
【Effects Rack】では【Reverb】(残響)【Delay】(やまびこ効果)をくわえることが可能です。
【Delay】〔Time〕はテンポシンクに対応します。
【Phaser】
AudioKit Synth Oneは人気アプリだけあってシンセサイズのワークフローとかかなり練られてる印象を受けました。
ヴァーチャルアナログって感じのシンプルなインターフェイスですがFMオシレーターも使えたり、なかなかいろいろな音作りが可能です。
くりっぱー的にはエンベロープの効きが微妙なのとLFO波形にサンプル&ホールドがないのが残念でした、、、。
とはいえサウンド、扱いやすさ等全体的なクオリティはめっちゃ高いですね。
アナログシンセサイザーの基本的な音作りも大体網羅してるし初心者の方にもおすすめできます!
これで完全無料で広告なしってめっちゃいいですね!
iOSデバイス使っていてシンセに興味ある方は是非導入してみてください^^
見にきていただけるとうれしいです^^