0からのシンセサイザーのくりっぱーこと
Kurippertronixxx@Kurippersynthです。
AKAI Professional MPC ONEのくりっぱーチャンネル連動ブログです♪
AKAI Professional MPC ONE アカイ 操作方法
その26 〜AIR Mellotron編~|初心者でもわかる 解説
今回はAKAI Professional MPC ONEのプラグイン音源【AIR Mellotron】の基本的な操作の解説です。
【AIR Mellotron】はMPC 2.10以降で使用可能なプラグイン音源です。
ビートルズやキングクリムゾンなど往年のクラシックロックやプログレッシヴロックの時代に活躍した元祖アナログテープサンプラー、Mellotron(メロトロン)をプラグインとして再現したものです。
まだデジタルの技術がない時代のアナログテープならではのストリングス、フルート、クワイアのサウンドは唯一無二の質感で現在も人気のある楽器です。
アナログならではの粗いサウンドが好きでくりっぱーもよく使います。
さすがにモノがモノだけにいま実機を使えるのは限られた人だけですが(^^;
現代ではソフトウェアや音源ライブラリーで手軽にメロトロンサウンドを鳴らす事こと
が可能です。
marronfieldsproduction.hatenablog.com
当ブログ&くりっぱーチャンネルでもARTURIAさんのMELLOTRON Vを取り上げたこともあります。
AIR Mellotronは【MODEL】【FLAVOR / COMP / EQ】【DELAY / SPRING】の3つのセクションでサウンド作りをします。
【MODEL】
【FLAVOR / COMP / EQ】
【DELAY / SPRING】
空間系のエフェクトをコントロールします。
〔Sample〕
8 Voice Choir、 BoysChoir、 Flute、 Violins 1、Violins 2、 Violinのテープループのサンプルを選択します。
〔Clean〕
クリーンなサンプル音のon/offを選択します。
色が変わります。
〔Formant〕
フォルマント周波数の高調波共振をコントロールします。
〔Age〕
〔Smpl Start〕
〔Cutoff〕
フィルターのカットオフ量をコントロールします。
〔Attack〕
フルレベルになるまでの時間をコントロールします。
〔Release〕
ノートオフ後に音が消えるまでの長さをコントロールします。
〔Vel > Amp〕
ベロシティがアンプリチュードコントロールに与える影響の大きさをコントロールします。
〔MW Vib〕
Mod Wheel からのビブラート量をコントロールします。
〔AT Vib〕
アフタータッチでのビブラート量をコントロールします。
〔Vib Speed 〕
ビブラートエフェクトのモジュレーション速度をコントロールします。
〔Key On〕
キーアクションのノイズオン/ノートオンのon/offを選択します。
〔Key Off〕
キーアクションのノイズオン/ノートオフのon/offを選択します。
〔On Vol〕
キーオン時のノイズ音量をコントロールします。
〔Off Vol〕
キーオフ時のノイズ音量をコントロールします。
〔Smpl Poly〕
使用可能なボイス数 1–40を設定します。
〔Level〕
【FLAVOR】
画面右のボタンでフレーバーのon/off 切り替えをします。
〔Timbre(黒枠内)〕
エミュレーションタイプを32 種類の中から選択します。
〔Depth〕
サウンドに適用される音色エミュレーション量をコントロールします。
〔Flutter〕
音揺れの量 をコントロールします。
ヴァイナルディストーションのノイズを信号に加える量をコントロールします。
〔Noise〕
クリック音やポップ音などのビニールノイズを信号に加える量をコントロールします。
【COMPRESSOR】
右上のボタンで、コンプレッサーのon/offを選択します。
〔Threshold〕
コンプレッサーが適用される信号レベルをコントロールします。
〔Ratio〕
コンプレッション比率をコントロールします。
〔Attack〕
コンプレッションされる時間をコントロールします。
〔Makeup〕
コンプレッション後のアウトプットレベルをコントロールします。
【EQ】
右上のボタンで、EQ のon/off 切り替えを選択します。
〔Low〕
低音域の減衰と強調をコントロールします。
〔Low Mid〕
中低音域の減衰と強調をコントロールします。
〔High Mid〕
中高音域の減衰と強調をコントロールします。
〔High〕
高音域の減衰と強調をコントロールします。
【Delay】
画面右のボタンでディレイのon/offを選択します。
〔Time〕
ドライシグナルとディレイシグナルの間の時間をコントロールします。
〔L/R Ratio〕
左/右ステレオフィールドのディレイ設定をコントロールします。
〔Feedback〕
ディレイラインにフィードバックされる信号量をコントロールします。
〔Mix〕
ディレイエフェクトのウェット/ドライ量をコントロールします。
〔Reso LP Freq〕
フィードバックレゾナンスのローパス周波数をコントロールします。
〔Reso Bell Freq〕
フィードバックレゾナンスの中心周波数をコントロールします。
〔Reso Bell Gain〕
フィードバックレゾナンスに適用されるゲイン量をコントロールします。
【SPRING REVERB】
画面右のボタンで、スプリング・リバーブのon/offを選択します。
〔Pre-Delay〕
ドライ信号と反響音の間の時間をコントロールします。
〔Time〕
〔Low Cut〕
リバーブのローカットフィルターの中心周波数 をコントロールします。
〔Diffusion〕
リバーブの反射音の密度の増加率をコントロールします。
低い設定:個々の反射音の存在感が増加
高い設定:反射音は均一
〔Width〕
〔Mix〕
リバーブエフェクトのウェット/ドライ量をコントロールします。
AKAI Professional MPC ONE アカイ 操作方法
その26 〜AIR Mellotron編~|初心者でもわかる 解説
これまでのAIR Bassline、AIR Tubesynth、AIR Hypeが実用的で汎用的なシンセサイザーだったのに対してAIR Mellotronは「これ!」っていうクリティカルな音源ですね。
メロトロンは基本的にテープの都合上8秒程度しか鳴らせませんが(サンプルものでもそれを再現したものもあります)AIR Mellotronはサンプルはループになっているので持続音としても鳴らせます。
特徴的なサウンドのメロトロンですが、クリーンのモードにしたりキーノイズをオフにしたりすれば使い勝手が変わりそうです。
粗く汚いサウンドですがむしろヒップホップや昨今のローファイサウンドとも相性良さそうですね♪
個人的にはメロトロンサウンド好きなので使っていこうと思ってます。
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