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ARTURIA MicroFreak アートリア マイクロフリーク 操作方法 その15 ~Firmware 5.0編~ | 初心者でもわかる 解説

0からのシンセサイザーのくりっぱーこと

Kurippertronixxx@Kurippersynthです。

 

フランスのシンセサイザーメーカーARTURIAさんのデジタルオシレーター+アナログフィルターを搭載したエクスペリメンタル・ハイブリッド・シンセサイザーARTURIA MicroFreakの動画連動ブログです。

 

ARTURIA MicroFreak その15 ~Firmware 5.0編~  ブログ連動動画

 

ARTURIA MicroFreak アートリア マイクロフリーク  操作方法

その15 ~Firmware 5.0編~ | 初心者でもわかる 解説

 

 


 

 

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www.youtube.com

 

www.arturia.com

 


 

今回はMicroFreakFirmware 5.0の新機能についての解説です。

 

ARTURIA MicroFreak MicroFreak StellarとFirmware 5.0新機能

 

ARTURIA MicroFreakの新デザインのMicroFreak Stellarが発売されてそれにともなってMicroFreakのファームウェアもV5.0にアップデートしました!

 

MicroFreakはサイケデリックな感じのデザインでしたがMicroFreak Stellarはスペイシーなデザインなのが印象的ですね。

 

ファームウェアはMicroFreakユーザーなら無償でアップデート可能です。

 

www.arturia.com

 

Firmware 5.0おもな新機能

・サンプルのインポートと再生
MicroFreak でサンプルを作成できるようになりました。
独自のサンプルをインポートして再生し、ループして、Freaky のひねりを加えたクラシックなサンプル テクスチャを作成します。サンプルは 16 ビット / 32kHz / モノラル形式で最大 24 秒までの長さで、サンプルの合計ストレージ容量は合計 3.5 分に相当します。

・オーディオ操作のための 3 つの粒度の高いエンジン
さらに一歩進んで、MicroFreak の V5 ファームウェアには、インポートされたサンプルをきめ細かく操作してスライス、テクスチャ、インパクトを探索する 3 つの新しいエンジン、Scan Grains、Cloud Grains、および Hit Grains が導入されます。

・キーボードランダムソース
Preset Utility 設定を使用するとキーボードをサンプル&ホールド スタイルのモジュレーション ソースとして変換できるようになります。キーが押されるたびに、演奏に反応する予測不可能なモジュレーションのためのランダムなバイポーラ値が生成されます。

・Snappy Envelopes

再びプリセット ユーティリティ設定を介して、MicroFreak のエンベロープを使用してさらに短いアタック値にアクセスできるようになり、ザラザラした、パチパチとした、かみそりのような鋭いパーカッション サウンドに最適です。

・プリセットの拡張

52の新規サウンド、合計 512 のプリセット スロットが拡張されました。

 

ARTURIA MicroFreak  MIDI CONTROL CENTERを使おう!

 

 

MIDI CONTROL CENTERARTURIAさんのあらゆるデバイスをアップデートしたり管理するPC / MacのソフトウェアでARTURIAさんのHPよりダウンロードして使用可能です。

 

MicroFreakをUSBで接続して

 

 

ファームウェアのアップデート

・プリセットサウンドの管理 / 追加

・ウェーヴテーブル波形の管理 / 追加

今回あらたにサンプル波形の管理 / 追加が可能になりました!

 

プリセットは〔Send to MicroFreak〕してMicroFreak本体にインポートします。

 

ARTURIA MicroFreak サンプル波形を追加しよう!

 

今回のアップデートの目玉のひとつSAMPLEオシレーターの追加です。

プリセットのサンプル波形にくわえてWAV / AIFF波形の読み込み可能です。

 

やり方もカンタンで

 

 

「+ New Bank」をクリックしてバンクの作成、

 

 

〔Import〕をクリックして作成したバンク内にWAV / AIFFを読み込みます。

右側のMicroFreakのスロットにドラッグすれば本体にサンプルインポートできます。

(ちょい時間かかるかもです)

 

ARTURIA MicroFreak サンプルオシレーターを鳴らそう!

 

今回のファームウェアのV5.0アップデートにより

【Sample】

【Scan Grains】

【Cloud Grains】

【Hit Grains】

4つのサンプルオシレーターが追加されました!

 

サンプルオシレーターモデルは、WaveUser オシレーターと同じように動作します。
MIDI Control Centerソフトウェアを使用して独自のサンプルをロードすることができます。

MicroFreak V5.0では128 個のサンプル(合計 210 秒)を保存することができます。

 

 

各サンプルオシレーターで、MicroFreakのサンプルをブラウズするには【SHIFT】ボタンを押したまま【TYPE】ノブを回します。

 

 

【Sample】

いわゆるサンプルプレイバックのオシレーターです。

〔WAVE / Start〕

スタート Waveノブでサンプルの開始点を選択することができます。

はサンプルオーディオの開始点、100 は終了点です。

〔Timbre / Length〕

サンプルの長さを設定します。-100から100までの値を設定できます。

マイナスの値を選ぶと、サンプルを逆再生するようになります。

〔SHAPE / Loop〕

スタートポイントとエンドポイントを設定すると(Lengthを使用)Loopポイントはスタートポイントとエンドポイント間のクロスフェードとして機能します。

 

 

【Scan Grains】

ロードされたサンプルの短いスライス(グレイン)を再生するオシレーターです。

各グレインにボリューム・エンベロープが適用されスムーズなサウンドを実現します。

〔WAVE / Scan〕

サンプルをスキャンするスピードを設定します。

〔Timbre / Density〕

グレインが生成される頻度をコントロールします。

 

 

【Cloud Grains】

サンプルのスタートポイントをコントロールをコントロールしグレインの生成を大きくコントロールすることができます。

〔WAVE / Start〕

グレインが生成される頻度をコントロールします。

〔Timbre / Density〕

グレインが生成される頻度をコントロールします。

〔SHAPE / Chaos〕

密度、サイズ、ピッチなどのパラメータを変更することでランダム性を付加します。

 

 

【Hit Grains】

シャープな音量エンベロープでパーカッシブなグラニュラーパッチ用に設計されたグラニュラーエンジンです。

〔WAVE / Start〕

グレインのスタート位置をコントロールします。

〔Timbre / Density〕

グレインが生成される頻度をコントロールします。

〔SHAPE / Shape〕

グレインの大きさを設定してグレインのサイズとエンベロープ・パラメーターをコントロールします。

 

ARTURIA MicroFreak  キーボードをランダムのソースにしよう!

 

 

今回のアップデートで〔Key / ArpのMODソースをキーボードトリガーでランダム化することが可能になりました。

【Utility】▷〔Modulation〕▷〔Key Mod Source〕LinerRandomかを選択します。

 

 

Liner(デフォルト)MIDIノートにそったいわゆるキーボードトラッキング的な変調をしますが、Randomではノートオンの度にランダムな変調が可能になります。

 

MicroFreakはピッチやフィルター以外でも〔Wave〕〔Timbre〕などあらゆるパラメーターをマトリクス上でわりあてして変調可能です。

 

〔Shape〕などマトリクス上ではないパラメーターは〔Assgin〕ボタンを押しながら動かしてわりあて可能です。

 

 

〔Type〕をわりあてするとサンプル波形も変調できました!

 

ARTURIA MicroFreak  エンベロープのアタックを切り替えよう!

 

【Utility】▷〔Env Snap〕エンベロープをパーカッシヴにします。

 


 

 

ARTURIA MicroFreak その15 ~Firmware 5.0編~  ブログ連動動画

 

ARTURIA MicroFreak アートリア マイクロフリーク  操作方法

その15 ~Firmware 5.0編~ | 初心者でもわかる 解説

 

 

ARTURIA MicroFreak その15 ~Firmware 5.0編~  まとめ

 

ARTURIA MicroFreakはくりっぱーチャンネル初期に取り上げたシンセサイザーでライブでもたくさん使いましたし、思い入れもたくさんあります。
 
初期バージョンに比べるとアップデートを繰り返すことによってパワーアップしてきたMicroFreakですがぶっちゃけ、前回でもかなり充実したアップデートだったのでぶっちゃけ「さすがにMicroFreakもう打ち止めかな」と思ってました笑
 
今回のアップデートでサンプルインポートやグラニュラーエンジンの追加など2019年に登場した最初のバージョンに比べたら考えられないくらい進化していますね!
 
しかもずっと無料でアップデートさせてくれるのもありがたいです。
 
アナログモデリング、FM、ウェーヴテーブルなどの定番オシレーターに加えて実際にユーロラックのモジュールを開発しているMutable InstrumentsNoise Enginnaringオシレーターを提供していたりするのでハードウェアでありながら唯一無二の多彩なサウンドが鳴らせるシンセサイザーです。
 
しかも3つのパラメーターにまとめられているので誰でもかんたんにコントロール可能です。
 
オシレーター以降はアナログフィルター、エンベロープLFO、ループも可能で第二のLFOとしても機能するサイクリングエンベロープ、そしてそれらのパラメーターを自由に割り当て可能なマトリクス。ランダマイズも可能なアルペジエーターに最大64ステップ可能なシーケンサー
 
サウンドの質感とかオシレーターによって出音がけっこう変わったり人によって合う合わないはあるとは思いますが、シンセサイザーの基礎と楽しさを両方満喫できる素晴らしい設計のマシンだと思います。
 
くりっぱーは前から公言していますが最初のハードウェアとしておすすめするならアナログシンセサイザーならBEHRINGER NEUTRON、デジタルシンセサイザーならこのARTURIA MicroFreakですね。それはいまも変わらないです。
 
以前はエントリーマシンとして値段も安くて買いやすかったけど、ここ最近では円安や半導体不足による物価高で値段も上がってしまいました、、、(T_T)
 
とはいえこの唯一無二の機能とコスパのなのでおすすめなのは変わりません。
 
MicroFreak自体にはエフェクター付いてないのでディレイやリバーブなどのエフェクトがあれば無限に遊んでられます♪
 

 
くりっぱーはZOOMさんのMS-100BTというコンパクトマルチを使っています。(MicroFreakはモノラルですがステレオエフェクト掛けられます。)
 
 
MS-100BTは生産完了しているので現行ではMS-70CDRという空間系に特化したエフェクターがあります。
もともとギター用のエフェクターですがコンパクトで多彩なステレオエフェクト掛けられるのでマシンミュージシャンでけっこう使ってる方多いし定番ですかね。
 
 
MicroFreakの上位機種のMiniFreakもそろそろアップデートして欲しいところ。
MiniFreakユーザーはみんな「アプデはよ!」って思ってますが笑
ウェーヴテーブルもMicroFreakとは違った感じになるみたいですし、時間かかりそうですね。
 
とりあえずしばらくMicroFreakの素晴らしい進化を楽しみたいと思います^^
 
ではまた次回!
 

 

 

ARTURIA MicroFreak くりっぱーチャンネル 再生リスト

 

 

 

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