0からのシンセサイザーのくりっぱーこと
Kurippertronixxx@Kurippersynthです。
フランスのシンセサイザーメーカーARTURIAさんのデジタルオシレーター+アナログフィルターを搭載したエクスペリメンタル・ハイブリッド・シンセサイザー・ARTURIA MicroFreakの動画連動ブログです。
ARTURIA MicroFreak アートリア マイクロフリーク 操作方法
その15 ~Firmware 5.0編~ | 初心者でもわかる 解説
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今回はMicroFreakのFirmware 5.0の新機能についての解説です。
ARTURIA MicroFreakの新デザインのMicroFreak Stellarが発売されてそれにともなってMicroFreakのファームウェアもV5.0にアップデートしました!
MicroFreakはサイケデリックな感じのデザインでしたがMicroFreak Stellarはスペイシーなデザインなのが印象的ですね。
ファームウェアはMicroFreakユーザーなら無償でアップデート可能です。
Firmware 5.0おもな新機能
・サンプルのインポートと再生
MicroFreak でサンプルを作成できるようになりました。
独自のサンプルをインポートして再生し、ループして、Freaky のひねりを加えたクラシックなサンプル テクスチャを作成します。サンプルは 16 ビット / 32kHz / モノラル形式で最大 24 秒までの長さで、サンプルの合計ストレージ容量は合計 3.5 分に相当します。
・オーディオ操作のための 3 つの粒度の高いエンジン
さらに一歩進んで、MicroFreak の V5 ファームウェアには、インポートされたサンプルをきめ細かく操作してスライス、テクスチャ、インパクトを探索する 3 つの新しいエンジン、Scan Grains、Cloud Grains、および Hit Grains が導入されます。
・キーボードランダムソース
Preset Utility 設定を使用するとキーボードをサンプル&ホールド スタイルのモジュレーション ソースとして変換できるようになります。キーが押されるたびに、演奏に反応する予測不可能なモジュレーションのためのランダムなバイポーラ値が生成されます。
・Snappy Envelopes
再びプリセット ユーティリティ設定を介して、MicroFreak のエンベロープを使用してさらに短いアタック値にアクセスできるようになり、ザラザラした、パチパチとした、かみそりのような鋭いパーカッション サウンドに最適です。
・プリセットの拡張
52の新規サウンド、合計 512 のプリセット スロットが拡張されました。
MIDI CONTROL CENTERはARTURIAさんのあらゆるデバイスをアップデートしたり管理するPC / MacのソフトウェアでARTURIAさんのHPよりダウンロードして使用可能です。
MicroFreakをUSBで接続して
・ファームウェアのアップデート
・プリセットサウンドの管理 / 追加
・ウェーヴテーブル波形の管理 / 追加
今回あらたにサンプル波形の管理 / 追加が可能になりました!
プリセットは〔Send to MicroFreak〕してMicroFreak本体にインポートします。
今回のアップデートの目玉のひとつ〔SAMPLE〕オシレーターの追加です。
プリセットのサンプル波形にくわえてWAV / AIFF波形の読み込み可能です。
やり方もカンタンで
「+ New Bank」をクリックしてバンクの作成、
〔Import〕をクリックして作成したバンク内にWAV / AIFFを読み込みます。
右側のMicroFreakのスロットにドラッグすれば本体にサンプルインポートできます。
(ちょい時間かかるかもです)
今回のファームウェアのV5.0アップデートにより
【Sample】
【Scan Grains】
【Cloud Grains】
【Hit Grains】
4つのサンプルオシレーターが追加されました!
サンプルオシレーターモデルは、WaveUser オシレーターと同じように動作します。
MIDI Control Centerソフトウェアを使用して独自のサンプルをロードすることができます。
MicroFreak V5.0では128 個のサンプル(合計 210 秒)を保存することができます。
各サンプルオシレーターで、MicroFreakのサンプルをブラウズするには【SHIFT】ボタンを押したまま【TYPE】ノブを回します。
【Sample】
いわゆるサンプルプレイバックのオシレーターです。
〔WAVE / Start〕
スタート Waveノブでサンプルの開始点を選択することができます。
はサンプルオーディオの開始点、100 は終了点です。
〔Timbre / Length〕
サンプルの長さを設定します。-100から100までの値を設定できます。
マイナスの値を選ぶと、サンプルを逆再生するようになります。
〔SHAPE / Loop〕
スタートポイントとエンドポイントを設定すると(Lengthを使用)Loopポイントはスタートポイントとエンドポイント間のクロスフェードとして機能します。
【Scan Grains】
ロードされたサンプルの短いスライス(グレイン)を再生するオシレーターです。
各グレインにボリューム・エンベロープが適用されスムーズなサウンドを実現します。
〔WAVE / Scan〕
サンプルをスキャンするスピードを設定します。
〔Timbre / Density〕
グレインが生成される頻度をコントロールします。
【Cloud Grains】
サンプルのスタートポイントをコントロールをコントロールしグレインの生成を大きくコントロールすることができます。
〔WAVE / Start〕
グレインが生成される頻度をコントロールします。
〔Timbre / Density〕
グレインが生成される頻度をコントロールします。
〔SHAPE / Chaos〕
密度、サイズ、ピッチなどのパラメータを変更することでランダム性を付加します。
【Hit Grains】
シャープな音量エンベロープでパーカッシブなグラニュラーパッチ用に設計されたグラニュラーエンジンです。
〔WAVE / Start〕
グレインのスタート位置をコントロールします。
〔Timbre / Density〕
グレインが生成される頻度をコントロールします。
〔SHAPE / Shape〕
グレインの大きさを設定してグレインのサイズとエンベロープ・パラメーターをコントロールします。
今回のアップデートで〔Key / Arp〕のMODソースをキーボードトリガーでランダム化することが可能になりました。
【Utility】▷〔Modulation〕▷〔Key Mod Source〕でLinerかRandomかを選択します。
Liner(デフォルト)はMIDIノートにそったいわゆるキーボードトラッキング的な変調をしますが、Randomではノートオンの度にランダムな変調が可能になります。
MicroFreakはピッチやフィルター以外でも〔Wave〕〔Timbre〕などあらゆるパラメーターをマトリクス上でわりあてして変調可能です。
〔Shape〕などマトリクス上ではないパラメーターは〔Assgin〕ボタンを押しながら動かしてわりあて可能です。
〔Type〕をわりあてするとサンプル波形も変調できました!
【Utility】▷〔Env Snap〕でエンベロープをパーカッシヴにします。
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ハードウェア / アプリ等の一発録音のマシンライブ演奏を公開しています。
見にきていただけるとうれしいです^^