0からのシンセサイザーのくりっぱーこと
Kurippertronixxx@Kurippersynthです。
Rolandさんのデスクトップシンセサイザー【SH-4d】のくりっぱーチャンネル連動ブログです♪
今回はRoland SH-4dの【EFFECTS】の基本的な操作の解説です。
SH-4dの【EFFECTS】はMFX(マルチエフェクト)は1~4パート、Rパートの各パートごとのMFXで5系統、パターン全体でMFX1系統各93種類のMFXを使用可能です。
SH-4dはセンドエフェクトを使用可能です。
・リバーブ:9種類
・コーラス:5種類
・ディレイ:5種類
・パターンコーラス / ディレイ / リバーブのセンドエフェクト
(パターン全体の出力を送って(センド)エフェクト音のみ戻して原音とエフェクト音を個別に出力します)
・パターンMFX
(パターン全体の出力をエフェクトを通して出力します。)
さらに【SYSTEM EQ】【SYSTEM COMP】で全体の音質を調整して出力します。
MFXを使うには【EFFECTS】〔TONE〕もしくは〔MFX〕ボタンを長押しします。
パターンMFXのみ〔ON〕ボタンで直接エフェクトのオン / オフが可能です。
【EFFECTS】〔TYPE〕で使用するMFXの種類を選択します。
・FILTER:12種類
・PHASER:7種類
・FLANGER:3種類
・CHORUS:7種類
・MODULATION:7種類
・DRIVE / AMP:11種類
・COMP / LIMITER:6種類
・DELAY:10種類
・LO-FI:3種類
・LOOPER:2種類
・PITCH:2種類
・COMBINATION:24種類
【MFX共通パラメーター】
〔Categ〕
MFXのカテゴリーを選びます。
〔Type〕
MFXのタイプを選びます。
〔Switch〕
MFXのオン/オフを設定します。
MFXパラメーターはMFXのタイプにより異なります。
膨大な種類とパラメーターがあるので(^▽^;各MFXのパラメーター(マニュアル P.105~)を参考にして下さい。
〔Cho Send〕
コーラスのかかり具合を設定します。
コーラスをかけないときは0に設定します。
〔Rev Send〕
リバーブのかかり具合を設定します。
リバーブをかけないときは0に設定します。
MFXのパラメーターは〔CTRL 1〕〔CTRL 2〕のつまみでリアルタイムにコントロール可能です。
現時点ではパラメーター固定でシーケンサーへの記録はできないという感じです。
Roland SH-4dは各パート / パターンのMFXとは別に各パートごとに
【Reverb】(残響)
【Chorus】(揺らぎ)
【Delay】(やまびこ)
の3つのセンドエフェクトをかけることが可能です。
「センドエフェクト」は直接エフェクトを掛けるのではなくて一度エフェクトに音を送って(センド)エフェクト音のみを戻して(リターン)元のドライ音とエフェクト音を両方出すというテクニックです。
リバーブやディレイではおなじみのテクニックですよね。
MFXにも【Delay】【Chorus】のエフェクトはあるので直掛けも可能です。
【PATTERN】+【SOUND】でミキサー画面にして各パートのセンド量をコントロールします。
【△▽◁▷】ボタン、【1】のつまみでカーソルの移動
【2】のつまみでセンドエフェクトの深さをコントロールします。
【EFFECTS】のセクションには【Reverb】【Chorus】【Delay】それぞれのボタンがあるので長押しでエディットモードになります。
〔CTRL 1〕で各エフェクトのセンドレベルをコントロールします。
ミキサーのセンドレベルと合わせたものが出力されます。
ミキサーで各パートのセンドを上げてもエフェクトがかからない場合はここを疑ってみてください。
〔CTRL 2〕で各エフェクトのパラメーターをコントロールします。
【SHIFT】+〔16:MENU〕
【MENU】▷〔SYSTEM EQ / COMP〕
で【SYSTEM EQ / COMP】のモードに入ります。
【SYSTEM EQ / COMP】はMFXとはまた別にEQ、コンプレッサーでSH-4d全体の出力の音質を設定可能です。
エフェクトの感じは定番モノからトリッキーなmcシリーズとほぼ同じって感じですね。
空間をくわえたり、積極的に音作りに使ったり、Looper系はライブで活躍しそうですね!
各パート+パターン全体に使えてさらにセンドエフェクトもあるので幅広い使い方が可能です。
今回Roland SH-4d、お借りしてひと通りの操作方法の10本の動画を作らせていただきました!
Roland SH-4d、発売以来めっちゃ気になってたけど予算もないし(^▽^;そもそも在庫がないみたいなのであきらめてましたが、今回貸し出ししていただけてじっくり向き合えたので良かったです!
まだ発売して間もないのに貸し出ししてくれたdkさん(@dk_L4B)には本当に感謝です!^^
Rolandさんお得意のヴァーチャルアナログからレガシーアナログサウンド、FM、ウェーヴテーブル、PCMなどあらゆるシンセシスを統合してシーケンスを組んでグルーヴするっていう面白いコンセプトなマシンだと思いました。
Rolandさんらしからぬ(褒め言葉)VISUAL ARPEGGIOの機能とかも他のマシンにないし、面白かったです。
SH-4dはグルボのmcシリーズとはまた違うパターンベースの「シンセのグルボ」としてマトリクスやモーション使ってどうシーケンス鳴らすかが重要なマシンだなと思いました!
くりっぱーが変な機能を求め過ぎてるだけか、個人的には物足りないと思う部分もありますが(^^;
(使い込みが足りないだけかもですが、、、)
mcの方が機能を充実してるけど操作性は圧倒的にSH-4dの方がいいし、シンセパートに関してはほぼ直接コントロールできるのでいじってて楽しいですね^^
SH-4dを使うことによってmcの良さもまた再認識できました。
多機能で各機能もまとめられていてさすがRolandさんだなと思いました!
【SHIFT】押しながら~の操作は最近のどのマシンでも定番なのでもう慣れるしかないですね笑
mcシリーズみたいにアップデートで改善とか新機能追加してくれたらうれしいな^^
コンセプトと操作性は良いのでアップデート次第でかなり化けるマシンな予感がします!
何よりこれだけの機能で円安や高騰もあるけど、海外マシンの半額くらいで買えるってジャパニーズクオリティぱねぇっす!
…次動画作るとしたらMNGしてからですかね笑