0からのシンセサイザーのくりっぱーこと
Kurippertronixxx@Kurippersynthです。
KORGさんの6オペレーターの
“オルタード”FMシンセサイザーのopsix
のくりっぱーチャンネル連動ブログです♪
KORG opsix コルグ オプシックス 操作方法 その1 〜基礎操作編~
今回KORGさんのご好意でお借りすることができました^^
FMシンセサイザーっていうと
難解なイメージを持たれる方も多いですが
ぶっちゃけ
…難しいです(^^;
というのもFMシンセサイザーは
音の変化が激しいわりに
つまみ等のコントローラーによる
直感的な操作ではなく、
階層を辿ってある程度想定して
パラメーターをコントロールする
というシンセサイザーが
いままで多かったのもあると思います。
ですが、このopsixは
各つまみやスライダーのコントローラーや
洗練されたGUIで
かなり直感的にシンセサイズが可能です。
まさに21世紀のFMシンセサイザーですね。
opsix(オプ「シックス(6)」)という名の通り
6つのコントロールで完結できるように設計されています。
今回はKORG opsixの
基本的な操作についての解説です。
まず電源を入れますが、
起動にはちょっと時間かかるみたいです。
とりあえず音を出します。
【RATIO】のつまみと【LEVEL】スライダーを
動かすだけで音が激変します。
まず左から
【VOLUME】
全体のボリュームをコントロールします。
【TAP TEMPO】
タップしてopsixのテンポを設定します。
【PITCHBEND】
ピッチベンドでギターのチョーキングのようにピッチを変化させます。
【MODULATION WHEEL】
設定した変調(音を揺らすビブラートなど)をかけます。
【OCTAVE-+】
オクターブを切り替えます。
オペレーター(アナログシンセでいうオシレーター)の
【RATIO】(ピッチ)
【LEVEL】(音量 / 変調の深さ)
をコントロールします。
この2つのパラメーターのコントロールが
非常に重要です。
opsixの素晴らしいところのひとつとして
6つのオペレーターのRATIOとLEVELのコントロールをすべて直でおこなえることですね!
まさに
オペレーターを制するものはFMシンセサイザーを制する!
です笑
アルゴリズムでは6つのオペレーターの
並び方や組み合わせを設定します。
opsixでは40のアルゴリズムを選択できます。
さらに自分でアルゴリズムを作成することも可能です。
同じオペレーターの設定でも
アルゴリズム次第で音が全然変わってきます。
【MODE】を押すと各オペレーターの
波形の選択や設定になります。
基本FMシンセサイザーは
サイン波をメインに変調して音作りしていく
シンセサイザーでしたが
opsixではサイン波以外も様々な波形を選択可能です。
各オペレーターには
フィードバックのコントロールがあり
音を内部増幅させて歪ませたりできます。
【EG / LEVEL】では全体または各オペレーターの
レベルのカーヴをコントロールします。
EGとはエンベロープジェネレーターという意味です。
FM音源の「レベル」は音量と変調の量
なので変調もカーヴを描くことによって
より複雑なサウンドを作ることが可能です。
アナログシンセサイザーの音作りで重量なフィルターも
基本FM音源には付いてないものでしたが
KORG opsixでは多彩なフィルターを扱うことができます。
再現したものもあるのもうれしいですね♪
右側のA~Fの6つのつまみは
ディスプレイ上の6つのパラメーターとリンクしている
のでわかりやすくてとても良いと思います^^
最近のシンセサイザーでは
定番のアルペジエーター機能も搭載されています。
【ARPEGGATOR】の〔ON / LATCH〕ボタンを押すと
押さえた鍵盤をさまざまな順番で自動演奏します。
〔ON / LATCH〕ボタンを長押しすると
「LATCH」モードになり、鍵盤から手を離しても
演奏を続けます。
くりっぱーは音作りするときはアルペジエーターで
鳴らしっぱなしにしてシンセをエディットすることが多いので
アルペジエーターはマストな機能ですね。
右側の【SHIFT】のボタンを押しながら
6つのボタンを押すとまた別々の機能のページになります。
ここでエディットします。
自動演奏が可能です。
プリセットサウンドにはステップシーケンスも入っているので
〔PLAY〕ボタンを押すとすぐに演奏が始まります。
音作りとともにシーケンス作成の勉強にもなりますね。
【ANALIZER】ボタンを押すと
波形を視覚的に確認することができます。
【ANALIZER】ボタンを押すたびに
アナライザー / スペクトラムの表示の切り替えができます。
画面でこうやって波形とかの表示をみると
未来っぽくてワクワクしますね☆
KORG opsixのテンポ設定は
シーケンサーもモードに入るか
【TAP TEMPO】 を数回押すことによって
設定できます。
右側のサイコロマークの【RANDAMIZE】ボタンを押すと
音色を自動でランダムに生成します。
アイデア詰まったときとか思わぬサウンドに出逢えるかも?です笑
プリセットで遊んでみましたが、
80年代の往年のクラシックFMサウンドから
現代仕様のFMサウンドまで
あらゆるシーンに対応した音色がプログラムされています。
…そしてFMピアノはやはり最高でした♪
プログラム後半の〔TEMP〕では
さまざまな音色の基礎となる
シンプルなプログラムが多数収録されているので
ここから選んで音作りをはじめるのもいいですね。
KORG opsix コルグ オプシックス 操作方法 その1 〜基礎操作編~
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