0からのシンセサイザーのくりっぱーこと
Kurippertronixxx@Kurippersynthです。
ADSR Sounds MIDIGRiD
のくりっぱーチャンネル連動ブログです♪
今回はADSR Sounds MIDIGRiDの基本的な操作の解説です。
MIDIGRiDは8×8 グリッドにブロックを配置してMIDI ノートを視覚的に入力/再生可能なプラグインです。
シンプルかつ直感的で複雑なメロディー、シーケンス、コード演奏をかんたんにリアルタイムに演奏できます。
MacのAU / VST3、WindowsのVST3プラグインとして機能します。
STUDIO ONEの場合は「ダイレクト入力」機能があるのでプラグイン音源に直接わりあてが可能です。
他のDAWの場合は各MIDIトラックのMIDI INにMIDIGRiD、MIDI OUTに音源の設定という感じだと思います。
MIDIGRiDは各ブロックを選択してグリッドに配置するとそれぞれ各方向に動きます。
上下左右の端に当たると表示されているキー、及びコードMIDIノート及びコードを発音します。
左クリックしながらマウスを動かすとでキーの変更、右クリックでコードの選択をします。
各キー、コードは上下と左右同じ設定になります。
〔UPWARDS〕
グリッド上に配置するとブロックが上に移動します。
〔DOWNWARDS〕
グリッド上に配置するとブロックが下に移動します。
〔LEFT〕
グリッド上に配置するとブロックが左に移動します。
〔RIHGT〕
グリッド上に配置するとブロックが右に移動します。
〔REDIRECT〕
グリッド上に配置するとブロック重なったブロックの方向が変わります。
〔RESET〕
選択したブロックを消去します。
ブロックが当たるグリッドのマスが偶数の場合はブロック同士が跳ね返ります。奇数の場合はそれぞれ右に移動します。
〔SCALE〕
MAJOR / DORIAN / PHRYGIAN / LYDEAN / MIXOLYDEAN / MINOR / LOCRIANから
スケールの選択をします。
デフォルトだとスケールが全7種類と少ないですが各ノートは変更可能なので自分でペンタトニックやブルース、スペインなどのスケールを作成して保存しておけばプリセットとして読み込むことが可能です。
〔ROOT NOTE〕
ルートキーの設定をします。
〔SPEED〕
シーケンスのはやさ(音符)を設定します。
〔NOTE LENGTH〕
ノートの長さを選択します。
〔SWING〕
前後のズレ(ノリ)を設定します。
〔VELOCITY〕
127段階のベロシティ(強弱)を設定します。
〔VEL VARIATION〕
ベロシティのランダマイズを設定します。
右上のMIDI書き出しマークをドラッグ&ドロップすることで、DAWのMIDIトラックに直接貼り付けが可能です。
となりの〔Export Length〕で1 / 2 / 4 / 8 / 16小節の書き出しの長さを選択可能です。
より長いシーケンスを記録したい場合はMDIトラックに直接リアルタイムで記録することも可能です。
ここ最近取り上げたW.A. ProductionさんのMIDIプラグインはコード進行をもとにMIDIを生成するいわゆる「作曲支援」的な感じが強いソフトでした。
今回のMIDIGRiDはどちらかというとハードウェアのシーケンサーみたいな感じで直感的に扱えます。インターフェイスもシンプルかつ機能的で初見で扱えると思います。
MIDIGRiDは基本ランダマイズ性が強いソフトですが、基本的にスケールにそったノートを発音するのでブロックをグリッドに配置するだけでいわゆる「外さない」演奏が可能です。
プラグインならではの利点としてドラッグ&ドロップでかんたんにDAWのMIDIトラックに貼り付けできるので貼り付けすれば固定のデータになるのでそこから楽曲制作とかもありですね!
スケールの種類がちと少ないですが自分で作成可能なので音階を調べて自分でプリセットを作っておくと便利ですね。
むかしableton liveのMaxのパッチでこういうシーケンサーあってPUSHと連動して使えてめっちゃライブでも使ってたし、気に入ってたんですがある日PUSHでうまく動作しなくなってしまってそれ以来使わなくなってしまいました(^^;
Windows環境でも直感的に複雑なシーケンスを作成できるプラグインが欲しかったのでランダマイズかつ音楽的なシーケンスをかんたんに生成できるMIDIGRiDはドンピシャでした^^
まだ出たばかりのプラグインですがバージョンアップするなら、スケールの追加と異なる、もしくはランダマイズなノートの音符とノートの長さ、わりあてのノート / コードが16なので上下左右でそれぞれ32わりあて、〔REDIRECT〕のオフなどできたらより面白いシーケンスが作成可能だと思いました!有料でもアプデします!笑
現バージョンでも十分楽しいシーケンサーです。30日のフリートライアルバージョンもあるので気になった方は試してみてください♪
※2023年7月23日追記
Bitwig新しいバージョンだと試用版だけど、前のバージョンなら使えるぽい!😃
— くりっぱー@0からのシンセサイザー (@Kurippersynth) 2023年7月26日
そのままだとMIDIのわりあてできなくてMIDIGRiDのあとに〔HW Instrumets 〕なるモジュール立ち上げたらわりあてできた!
そうだった…BitwigはモジュラーDAWやった、、、😅#Bitwig https://t.co/vEiLSeD6OX pic.twitter.com/WrQ8p9syrl
Moog MatriarchとASM HYDRASYNTHをUSBでパソコンにつないでそれぞれMIDIGRiD立ち上げて鳴らしてみましたー!
最初STUDIO ONEで鳴らそうと思いましたがMIDIの出力がうまくできず(^^;
BITWIGで〔HW Instrumets〕なるモジュール立ち上げたら鳴らせました!
BITWIGといえばモジュレーション機能がめっちゃ充実しているので
〔SPEED〕(シーケンスの(音符))と〔NOTE LENGTH〕(ノートの長さ)
をランダマイズしてみましたー!
BITWIGの素晴らしさも再認識できましたー!
他のDAWでも可能なテクニックとして意図的に音符とノートの長さをコントロールしたい場合はオートメーションを使ってもいいですね!
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見にきていただけるとうれしいです^^