0からのシンセサイザーのくりっぱーこと
Kurippertronixxx@Kurippersynthです。
ARTURIA FX Collection 4の動画連動ブログです。
その3 ~追加エフェクト編〜|初心者でもわかる 操作方法 解説
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今回はARTURIA FX COLLECTION 4ので追加された
・DIST COLDFIRE
・FILTER MS-20
・REV LX-24
・CLS-222
のエフェクトの紹介動画です。
ARTURIAさんといえばV-Collectionをはじめ、シンセサイザーのイメージが強いですが、じつはその精巧なエミュレーション技術を活かしてエフェクトプラグインも開発しています。
FX Collectionではヴィンテージのアウトボード、エフェクターの再現から現代のシーンでも使えるエフェクトを収録したバンドルコレクションです。
marronfieldsproduction.hatenablog.com
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前回のFX Collection 3やTape Melo-fiやEfx Fragmentsなど当ブログ及びくりっぱーチャンネル動画でも取り上げています。
今回のARTURIA FX Collection 4ではさらに4種類追加され30種類のエフェクトバンドルになりました。
※当ブログ&くりっぱーチャンネルで取り上げた「Efx MOTIONS」は現在FX Collectionに含まれていません。
VST / AAX / Audio Unit / NKS(64-bit DAWs only)対応なのでほとんどのDAWで使用可能です。
青色が今回追加されたプラグインです。
【Distortions】(3種類)
DIST TUBE-CULTURE:Thermionic Culture Vulture
DISTOPAMP-21:TECH21 SansAmp
Dist COLDFIRE:デュアル・エンジン・ディストーションFX
【Spatial & Reverb】(5種類)
EFX FRAGMENTS:ARTURIAさんオリジナルグラニュラーエフェクト
REV PLATE-140:EMT 140を再現したリバーブ
REV INTENSITY:ARTURIAさんオリジナルリバーブ
REV SPRING-636:Grampian 636を再現したリバーブ
Rev LX-24:デジタルリバーブの代名詞Lexicon 224のをモデリング
【Preamps & EQ】(5種類)
TAPE MELLO-FI:Mellotronにインスパイアされたテープエフェクト
EQ SITRAL-295:Siemens Sitral Console
PRE 1973:Neveプリアンプ
PRE TRIDA:Tridentプリアンプ
PRE V76:Telefunkenプリアンプ
【Delays】(3種類)
DELAY TAPE-201:Roland RE-201を再現したディレイ
DELAY BRIGADE:Electro-Harmonix Memory Manを再現したディレイ
DELAY ETERNITY:ARTURIAさんオリジナルのディレイ
【Modulation】(5種類)
CHORUS DIMENSION-D:Roland Dimension D
CHORUS JUN-6:Roland JUNO-6搭載コーラス
PHASER BI-TRON:MU-TRON BI PHASE
FLANGER BL-20:Bel BF-20
Rotary CLS-222:ロータリースピーカーをエフェクト化したもの
【Filters】(4種類)
FILTER MINI:Minimoogフィルターを再現したもの
FILTER M12:Oberheim Matrix-12フィルターを再現したもの
FILTER SEM:Oberheim SEMフィルターを再現したもの
Filter MS-20:名機MS-20のフィルター部をエフェクト化したもの
【Compressors】(5種類)
BUS FORCE:名機を組み合わせたARTURIAさんオリジナルチャンネルストリップ
COMP DIODE-609:Neve 33609 Diode Compressor Limiter
COMP FET-76:Urei 1176
COMP TUBE-STA:Gates STA-Level (RETRO Instruments Sta-Level)
COMP VCA-65:dbx 165A
今回はあらたに追加された4種類のエフェクトの解説をします。
DIST COLDFIREは11種類のディストーションタイプを内蔵しています。
・Bit Inverter
・Bit Crusher
・Wavefolder
・Rectifier
・Transformer
・Force
・Tape Saturation
・Tube
・Germanium
・Transistor
• 2系統のディストーションバスを内蔵し、極めてフレキシブルなルーティングが可能
• 入力レベル、出力レベル、カラー、Dry/Wet ミックスを装備したマスターセクション
• 各ディストーションバスにプリ/ポストディストーション・フィルターを内蔵
• コンプレッサー、マルチバンド、リミッターの3モードを内蔵したダイナミクスセクション
• ダイナミクスセクションはディストーションのプリ/ポスト切替可能
• フィードバックセクション
• 6系統のスロットを内蔵したアドバンストモジュレーションセクション
• 各モジュレーションスロットでは以下のモジュレーションソースを使用可能:
◦ LFO
◦ エンベロープフォロワー
◦ マルチセグメント・ファンクションジェネレーター
◦ ステップシーケンサー
• 高度なサーチが可能なプリセットブラウザと160種類以上のプリセットを内蔵
DIST COLDFIREにはオーバーサンプリングのタイプが2つあります
Studio:高レゾリューションのオーバーサンプリング
Render:さらに高レゾリューションのオーバーサンプリング
DIST COLDFIREは2つのディストーションバスの信号ルーティングをフレキシブルに設定できます。
Serial:スロット A からの信号がスロット B に入ります。そのため、スロット A でどんなセッティングにしていたとしても、スロット B ではエフェクトがかかった音にさらにエフェクトがかかります。
Parallel:トラックからの信号をスロット A と B で別々に処理します。
Stereo:トラックの左チャンネルをスロット A で、右チャンネルをスロット B で処理します。
Mid Side:ミッドサイド録音というテクニックがこのモードの名前の由来です。スロット Aではセンター定位の音に、B では左右チャンネルの差分に対してそれぞれエフェクトがかかります。
Band Split:スロット A と B で2つの周波数帯域のそれぞれに対してエフェクトをかけることができる強力なモードです。帯域を2つにどう分けるかは、Pre Filter (プリフィルター) を使用します。
【DYNAMICS】でコンプ、リミッター、【FEEDBACK】ではディレイとピッチシフト的な効果を得ることが可能です。
【PRE FILTER A / B】では各スロットでLOW PASS、BAND PASS、HIGH PASS、NOTCH、COMB2種類の6種類のフィルターを選択して使うことが可能です。
さらにARTURIAさんのお家芸ともいえる(?)LFO、FUNCTION、FOLLOWER、SEQUENCERを各パラメーターを変調するMODURATION機能もあります。
シンプルなドライブ / ディストーション / ローファイ系からブッ壊し系まで笑幅広いサウンド作りが可能です。
積極的に音作りができるのでEfxシリーズみたいですね笑
Filter MS-20 主な特長
• ハイパスとローパスのそれぞれのCutoff とPeak (レゾナンス) ノブに、Master Cutoff ノブを追加したフィルターセクション
• Drive、Dry/Wet ノブ、ローカット/ハイカットフィルターを内蔵したディストーションセクション
• フィルターとディストーションの接続順を切替可能
• 3つのモジュレーター:
◦ エンベロープフォロワー
◦ ステップシーケンサー
◦ マルチセグメント・ファンクションジェネレーター
• Mix、Movement、FX Level ノブを装備したアウトプットセクション
• Clean/Dirty のゲインモードを切替可能
• レゾナンスを抑える Limit Resonance スイッチ
• 欲しいセッティングが簡単に見つかるプリセットブラウザ
MS-20のフィルターといえば(良い意味で)クセのあるハイパス / ローパスのフィルターが特徴であらゆるシンセやエフェクターでシュミレーションされまくってることから普遍性を感じます。
MODULRATION機能は【ENVELOPE FOLLOWER】【STEP SEQUENCER】【FUNCTION GENERATOR】の固定で各パラメーターにそれぞれの変調の深さをコントロール可能です。
Rev LX-24はデジタルリバーブの名機Lexicon 224の最終ファームウェアバージョン4.4 を丹念にモデリングしたプラグインです。
Lexicon を有名にさせたのはアルゴリズムの素晴らしさです。Rev LX-24はオリジナルと同様8つのアルゴリズムが内蔵されています。
1. Small Concert Hall B
2. Vocal Plate
3. Large Concert Hall B
4. Acoustic Chamber
5. Percussion Plate A
6. Small Concert Hall A
7. Room A
8. Constant Density Plate
Algorithm (セレクター):1から8のリバーブアルゴリズムを選択します。
Decay (スライダー):Bass とMid のリバーブのディケイタイム(減衰時間) を設定します。オリジナルの224 では、この機能は2つのフェーダー (Bass と Mid) に分割されていました。
Bass Offset (スライダー):Mid のリバーブタイム(残響時間) に対する相対的な低域のリバーブタイム(クロスオーバー周波数以下の帯域の残響時間) を設定します。
Crossover (スライダー):Bass と Mid の帯域に分割する周波数を設定します。
Damping (スライダー):フィードバックパスに内蔵されているローパスフィルターのカットオフ周波数を設定し、リバーブ音の高域の減衰を調節します。オリジナルの224 では、この機能は"TREBLE DECAY"という表記でした。
Pre-Delay (スライダー):リバーブ音が鳴る前のディレイタイムを設定します。この設定は、選択したアルゴリズムに最適なものに設定されます。例えば、Large Concert Hall B を選択したときは、長めのプリディレイになります。
Distance (スライダー):入力音とそのリバーブ音との間の聴感上の距離感を調整します。オリジナル224ではこの機能は "DEPTH" という表記でした。
Dry/Wet (スライダー):入力音とリバーブ音のバランスを設定します。設定値を高くすると、その分だけ入力音 (ドライ音) がより小さくミックスされ、リバーブ音が大きくミックスされます。
Dry/Wet ロック(ボタン):プリセットをブラウズするときに、そのときのドライ/ウェットの設定を固定します。
Lock (ボタン):アルゴリズムを変更するときに各パラメーターの設定値を固定します。オリジナル224では"IMMED" (Immediate モード) という表記でした。オリジナル224 とは異なり、Lock をオンにした場合、Mode Enhancement、Decay Optimization、Pitch Shift の各設定はリセットされません。
Mode Enhancement (on/off トグル動作+16段階調節):アルゴリズムのディレイタイムを変調することでリバーブ音の密度を調節できます。同時に、リバーブの減衰の終端での音質を変化させ、特徴的な温もりのある質感にできます。設定値が低いほど効果が強くなります。
Decay Optimization (on/off トグル動作+16段階調節):入力音のレベル変化に応じて内部パラメーターを変化させることで、リバーブの減衰音をより自然なものにします。ドラムとボーカルの違いを見分け、それぞれに対して適切にパラメーターを調整します。減衰音の明瞭度を高め、音の色付けを抑えますが、不均一な感じになることもあります。設定値が低いほど効果が強くなります。
Drive:入力トランスのゲインを0 - +50dB の範囲で調節します。主に低域に作用し、ゲインを上げ過ぎるとハイパスフィルター的な効果が生じ始めます。このパラメーターは入力ハイパスフィルターの前段にありますので、低域をカットされてもその低域から高調波を発生させることができます。
Hi-Pass Filter Cutoff:入力ハイパスフィルターのカットオフ周波数を設定します。12dB/Oct または24dB/Oct のスロープを選択でき、Q は0.707 です。ここで設定した周波数以上の帯域を通過させ、それ以下の低域の大部分をカットしたいときに使用します。
Dynamic module:3種類のダイナミクスエフェクト(ダッカー、トレモロ、ゲート) から1つを選択して使用でき、リバーブ音自体やそのタイミングに動きのある変化をつけることができます。
Brightness:Dry/Wet パラメーターの直前でリバーブ音の全帯域に対してリニアの傾斜をかけて聴感上の音の明るさを調節できます。リバーブ音の高域をブーストしたいときに使用します。また、特にVintage モードを使用している場合、リバーブ音の高域を強調したいときにも便利です。
Stereo Width:リバーブ音のステレオ間の広がりを調節します。これにより、よりワイドなステレオリバーブにすることができ、現実の音響空間をシミュレートしたり、よりリアルなリバーブ音にしたいときに便利です。
Pitch Shift:Mode Enhancement 使用時のモジュレーションの深さを調節します。設定値を高くすると変調が深くなります。設定値が4-5 の場合、リバーブの減衰音にコーラスがかかったような音になり、それ以上の設定値にするとピッチの変化がより聴き取りやすくなります。ここでの設定による効果は、Mode Enhancement の設定値を高くすると低くなり、Mode Enhancement をオフにすると無効になりま
す。
Diffusion:オールパスディレイからの拡散量を調節します。オリジナル224 では"Shift + DEPTH" の操作でアクセスできた機能です。
Rev LX-24のADVANCEDモードでは3つのダイナミクスエフェクトを使用可能です。
Ducker (ダッカー) はコンプレッサーで構成されており、プラグインへの入力信号かサイドチェイン入力に反応します。プラグインへの入力信号またはサイドチェイン信号のレベルに応じて変化します。
Tremolo (トレモロ) はシンプルなユニポーラのローフリケンシーオシレーター (LFO) でリバーブ音の音量をコントロールし、面白いリズムを作り出すことができます。
Gate (ゲート) はいわゆるゲートリバーブ的な効果でリバーブ音が設定したスレッショルドレベルを下回った時点でリバーブ音をカットするときに使用します。
Rotary CLS-222はロータリーエフェクトのDynacord CLS-222をモデリングしたプラグインです。
Rotary CLS-222 主な特長
Pre-Amp:オペアンプ(オリジナルCLS-222) または真空管が選択でき、ドライブを調整可能。
Rotor Balance:ベースとトレブルローターのミックスバランスを調整可能。
Dry Bass:ロワーツールバーのボタンでベースローターのみをバイパス可能。
Stereo Image:ステレオの広がりをモノから超ワイドなステレオまで調節可能。
Speed Control:ファスト、スロー、ストップの切替式。
High-pass filter:プリアンプゲインの前段で低音域をフィルタリング可能。
Global Speed adjustment:ベースとトレブルローターのスピードを個別に調整可能。
Tempo sync:フリーランニングまたはテンポ同期の選択が可能で、テンポ同期の場合は付点音符や3連符のタイミングにも同期可能。また、トレブルホーンの回転スピードをベースローターのスピードに対する割合で設定することも可能。
Distance:ベースとトレブルローターの回転軌跡の大きさを個別に調整でき、本物のロータリースピーカーでは実現不可能な軌跡にすることも可能。また、回転方向も選択可能。
Visualizer:ベースとトレブルローターの軌跡やスピード、ローターバランス、ディスタンス、ステレオスプレッドをグラフィカルに表示。
Preset library:敏腕サウンドデザイナーの手による音楽的で便利なプリセットを、サーチ可能なブラウザタイプのインターフェイスで選択可能。
History:アンドゥ、リドゥのほか、エディット履歴を遡って任意の地点へダイレクトに移動可能。
Tutorials:Rotary CLS-222 の機能やパラメーターをすべてご紹介するインタラクティブなガイドツアーを内蔵。
ロータリーといえばオルガンで多用されるエフェクターでおなじみですね。
周期的な変化って基本シンセサイザーは得意ですし、個人的にはあまり使わないですが(^^;
今回ピアノとかギターに使ってみて面白かったです。
その3 ~追加エフェクト編〜|初心者でもわかる 操作方法 解説
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ARTURIA FX Collection くりっぱーチャンネル再生リスト
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