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Modal Electronics ARGON 8 モーダル・エレクトロニクス アルゴン 操作方法 その1 〜基礎操作編①~|初心者でもわかる 解説

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ウェーヴテーブルシンセサイザーModal Electronics (モーダル・エレクトロニクス)ARGON 8のくりっぱーチャンネル連動ブログです♪

 

Modal Electronics ARGON 8 その1 〜基礎操作編① ブログ連動動画

 

Modal Electronics ARGON 8 モーダル・エレクトロニクス アルゴン 操作方法

その1 〜基礎操作編①~|初心者でもわかる 解説

 

 


 

 

 

http://httpsfukusan.comproductsmodal_electronicsargon8

 

www.youtube.com

 

Modal Electronics Argon 8はテクノミュージシャンのdkさん(@dk_L4B)にお借りして動画を作成させていただいてます!

 


 

今回はModal Electronics Argon 8の基本的な操作の解説です。

 

Modal Electronics ARGON 8とは?

 

 

ARGON 8はイギリスのブリストルで2013年に設立されたメーカーModal Electronics社から2020年に発売されたウェーヴテーブルシンセサイザーです。

 

 

2つのウェーヴテーブルオシレーター、8音ポリフォニックでベロシティとアフタータッチに対応したFATAR 社製 TP9/Sフルサイズ 37 鍵キーボード、アルペジエーター /シーケンサーを搭載したかなり多機能なシンセサイザーです。

 

また、もう一台のARGON8 シリーズを使用してポリチェイン機能で16ボイスに拡張することも可能です。

 

 

本体のエディットにくわえて専用のエディターソフト MODALappMac / Windowsを使ってより快適にエディット管理が可能です。

 

さらに MODALappのVST3 / AU プラグイン・バージョンであるMODALpluginDAW上でARGON8をソフトウェア・シンセサイザーのように扱うこともできます。

 

Modal Electronics ARGON 8 ウェーヴテーブル音源とは?

 

ウェーヴテーブルオシレーターは短い周期の波形を組み合わせた波形(ウェーヴテーブル)の読み出し位置(ポジション)を変えることによってさまざまな音色変化が得られる音源です。

 

さらにポジションをエンベロープLFOで変調することにより時間的変化や劇的な音色変化が可能です。

 

選択するウェーヴテーブル波形によってアナログシンセっぽいサウンドから金属的なサウンド、ノイジーサウンドまでさまざまなサウンドを鳴らせるのが特徴です。

 

 

ウェーヴテーブルシンセサイザーといえば古くはPPG wave

もともとウェーヴテーブル音源は初期のデジタルシンセサイザーというイメージでしたが現代ではより高度で複雑な処理が可能になったので現在はソフトウェア / ハードウェアともにさまざな音源が出ています。

 

 

ソフトウェアシンセサイザーではMASSIVESerumなどが定番ですね。

 

marronfieldsproduction.hatenablog.com

 

marronfieldsproduction.hatenablog.com

 

ウェーヴテーブルシンセサイザーといえばこのブログ&くりっぱーチャンネルでも取り上げたKORGさんのmodwaveASM(Ashun Sound Machines)HYDRASYNTHがありますが、どう違うのか興味あります。

 

marronfieldsproduction.hatenablog.com

 

最近だとROLANDさんSH4-dにウェーヴテーブル音源搭載していたり、GAIA-2が話題になりましたね。

 

Modal Electronics ARGON 8 プリセットを選ぼう!

 

 

プリセットを選択するには【Patch】を押して【Preset / Edit】のダイヤルをまわして選択します。

ダイヤルを押すとそのサウンドをロードします。

 

 

【Init】を長押しするとパッチが初期化(イニシャライズ)されます。

 

Modal Electronics ARGON 8 コンビネーション機能を使おう!

 

 

 

ARGON 8はかなり多機能なシンセサイザーなのでフロントにあるコントローラー以外の機能は【Shift】【Patch】【Velo】【ARPボタンを押しながらボタンを押したりつまみを回したりして二次機能にアクセスします。

 

細かい設定は画面と対話しながら【Page / Param】【Preset / Edit】でおこなう感じですね。

 

クイックリコール

【Patch】ボタンを押しながらパネル左下の8つのボタンのいずれかを長押しして現在ロードされているパッチをクイックリコールスロットにわりあてします。

LFO

LFOをテンポと同期させるには[Rate]をマイナスの値に設定します。

オシレーター

【Patch】ボタンを押しながら[Wave 1]または[Wave 2]を回してWavModのパラメーターをコントロールします。

フィルター

【Patch】ボタンを押しながら[Cutoff]を回してFilter Typeのパラメーターをコントロールします。

エンベロープ

【EG】ボタンのどれかを1秒以上長押ししながらだと3つエンベロープのADSRを同時にコントロールできます。

シーケンサー

[Mute]ボタンを長押しするとシーケンサーのノートをクリアします。

[Anim 1 / 2 / 3 / 4]ボタンを長押しするとアニメーションレーンをクリアします。

・画面にLinked Sequenceが表示されているときに[Edit]ボタンを押して現在ロードされているシーケンスの値を設定します。

【Patch】ボタンを押しながら【Record】ボタンを押すと現在ロードされているシーケンスがStepモードの場合ステップシーケンスのエディットモードになります。

アルペジエーター

・【Arpボタンを押しながら内部 / 外部のキーボードを押してパターンにノートを追加、【Rest】でパターンに休符を追加します。

【Patch】ボタンを押しながら[Division]を回してArp Gateをコントロールします。

キーボード / ボイス

【Unison】ボタンを繰り返して押してユニゾンモードを切り替えます。【Stack】ボタンを繰り返して押してスタックモードを切り替えます。

・内部 / 外部のキーボードでコードを押さえながら【Chord】ボタンを押すとChrordモードのコードを設定できます。

【Transpose】ボタンを押しながら内部キーボードのキーを押すと中央のCキーがルートキーになるようにトランスポーズされます。

キーボード操作なしで【Transpose】ボタンを押すとトランポーズの値が0になります。

【Velo】を押しながら【Sustain】ボタンを一秒以上長押しするとノートのホールド機能、アルペジエーターのラッチが機能します。

【Patch】ボタンを押したまま【Drift】を回してChord Invertをコントロールします。

 

Modal Electronics ARGON 8 2つのウェーヴテーブルオシレーターを使おう!

 

 

 

ARGON8はWave 1 (最初の) のいずれかに配置された独自のモーフィング可能な波形セットの 28 バンクを備えています。 合計32個のオシレーターを内蔵しています。

 

基本的にはウェーヴテーブルのモーフィング、オシレーター1 / 2のミックス比、モーフィングで鳴らすって感じですね。

8種類のオシレーターモジュレーションも可能です。

【OSC】

[Wave 1 / 2]

選択したウェーブテーブルを連続的にスイープできます。

[Shift]ボタンを押しながら (またはシフト モードにラッチされているとき) エンコーダーを回すとWave 1 / 2に使用する波形のバンクを選択できます。

オシレーター2のみPWMとノイズ波形を選択可能です。

【Patch】を押しながらこのエンコーダーを回すと、このウェーブテーブルのWavModタイプが選択されます。

[Tune 1 / 2]

Wave1 / 2(Tune) の粗いチューニングを制御できます。
[Shift】 ボタンを押しながら (またはシフト モードにラッチされているとき) このエンコーダーを回すとWave1 / 2 (Fine) +/- 100 セントの微調整を制御できます。

[Spread]

追加のオシレーターを導入して、ユニゾンまたはスタックされたオクターブを実現し

す。
※SPREAD コントロールを使用すると、サウンドの平均レベルは低くなります。

[Glide]

【Shift】ボタンを押しながら (またはシフト モードにラッチされているとき) 音程の変化を遅らせるグライド(ポルタメント)の値をコントロールします。

 

 

[Mix]

オシレーター12のミックス比をコントロールします。

[Audio In]

【Shift】 ボタンを押しながら (またはシフト モードにラッチされているとき) 

オーディオ入力の値をコントロールします。

 

 

[OscMod]

オシレーターモジュレーションをコントロールします。

Wave 1 はキャリア、Wave 2 はモジュレーター、またはモディファイアーは Wave 1 に直接適用されます。

[Mode]

【Shift】ボタンを押しながら (またはシフト モードにラッチされているとき) 

8種類のオシレーターモジュレーションを選択します

 

Modal Electronics ARGON 8  フィルターをコントロールしよう!

 

 

【Filter】

[Cutoff]

サウンドの明るさ(周波数)をコントロールします。

[Reso]

周波数のピークを持ち上げてサウンドにクセをつけます。

[Morph]

ローパス / ハイパスを連続的に変化させます。

 

 

【Shift】+[Morph]

フィルターの種類を選択します。

 

Modal Electronics ARGON 8  エンベロープをコントロールしよう!

 

 

EG(エンベロープジェネレーター)ADSRのパラメーターでカーヴを作成してサウンドに時間的変化を与える機能です。

ARGON 8はフィルター、アンプ、モジュレーションの3つのエンベロープを搭載しています。

 

 

【FILT ENV】【AMP ENV】【MOD ENV】でそれぞれのエンベロープを切り替えます。同時押しですべてのエンベロープをコントロール可能です。

[Attack]

立ち上がりの時間をコントロールします。

値が大きいほどゆっくりになります

[Decay]

Attackのあとの減衰をコントロールします。

値が少ないほど短くなります。

[Sustain]

Decayの減衰のあとのレベルをコントロールします。

最大値だとDecayは機能しません。

[Release]

ノートオフしたあとの余韻の時間をコントロールします。

[Depth]

エンベロープが各パラメーターにかかる深さをコントロールします。

 


 

Modal Electronics ARGON 8 その1 〜基礎操作編① ブログ連動動画

 

Modal Electronics ARGON 8 モーダル・エレクトロニクス アルゴン 操作方法

その1 〜基礎操作編①~|初心者でもわかる 解説

 

 

Modal Electronics ARGON 8 その1 〜基礎操作編~ まとめ

 

Modal Electronics Argon 8、一通り使ってみてシンセサイザーとしての基本スペックは

・2ウェーヴテーブルオシレーター

・2フィルター

・3エンベロープ

・2LFO

・8モジュレーション

・3エフェクト

といった感じでわりとシンプルですね。

 

コンパクトな筐体で多機能なので2次操作が多いのは仕方ありませんが、長押しや3時操作まであるのはあまり直感的ではないかなーと思いました、、、慣れればそんなことないかな(^^;

 

 

Modal Electronicsフラッグシップモデルの002(日本未発売)なら快適に操作できそうですね!

 

サイズをコンパクトにとか、コストを下げるとかするのならやっぱり機能を削るか2次3次操作に切り替えるしかないですよね。。。

 

次回はLFO以降の解説をします!

 

ではまた次回!

 


 

 

Modal Electronics Argon 8 くりっぱーチャンネル再生リスト

 

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